イライラや恐怖心はコントロールできる

何かあると、または何もなくても、すぐに不安になったりイライラしたり、カっとなって我を失ったり、また、自信を失くしたり恐怖心に押しつぶされそうになるという慢性的な自分のメンタルに関する悩みを抱えている男性は多くいます。これは、最近指摘されている「ゆとり世代」「豆腐メンタル」「キレやすい世代」と呼ばれる若者に限った話ではありません。話題に上らなかっただけで、実は40代以上の男性にも「平常心」を保てない人は多いのです。
ここでは、あらゆる「マイナスの感情」「マイナスな衝動」をコントロールする方法を紹介します。
指摘されたら改善メリットを考える

すぐにカっとなる人の特徴としては、条件反射的に「人に指摘されたり批判されたらキレる」という行動パターンが定着していることが大きな原因です。相手の指摘は、よくよく考えると有意義なものも多かったりしますが、この行動パターンが定着している人は、それを考える余地がありません。
そこでおすすめの方法としては、「一呼吸置く」ということです。人間は、意識して深呼吸するときには、キレる余裕もありません。その間に「指摘された内容を改善したらどんなメリットがあるか」について考えるのです。意外なほど、これによって「カっとならずに済んだ」ケースは多いものです。
文句や批判ばかりする人に対しては、どうしたいのかを聞くだけでOK

職場でも「人が発言する度に、何かと文句や問題点ばかりをぶつける人」がいます。この様な人に丁寧に反応していては精神が保てません。もちろん、「批判的な人」というのは、彼らもまたメンタルに何かしらの問題を抱えているものですが、平常心を保てない人は、相手よりもまずは自分自身を守ることを優先するべきでしょう。
批判ばかりする人におすすめなのは「では、〇〇さんとしては、どうしたいのですか?」と、意見を求めることです。発言には責任を伴います。だからこそ、相手はこれまで、「意見を述べない=責任を問われない立場」から、無責任に外野から人を批判してこれたのです。一転して「自分が意見を述べるターン」になった途端、やりづらくなるのは当然でしょう。