挨拶しない新人には少し様子見を

出勤、退勤の挨拶すら出来ない新人は結構います。体調不良で欠勤したあとすら何もなしという新人も少なくありません。そういう新人には、ある程度社会常識としての挨拶の必要性を教え、そのあとはあまり説教じみたことは言わずに放置するのが常套手段です。入社してからある程度の時期が経過し、新人扱いしてもらえなくなる頃には、挨拶が出来ないままだと、すべての仕事が上手くいかないようになることも多いため、大抵の新人はそこで気づくものです。それも改善しなければ、そこでもう一度声をかけて、挨拶の大切さ、コミュニケーションツールとしての挨拶の利用法を教えてやれば、身を持って納得することも多いのです。少しの間放置し、「上手くいかない」ということを実感させることが重要です。
すぐに人のせいにする部下には、その背景をヒアリングすること

すぐに人のせいにする部下がいます。そんな人には、「自分自身は今回の件についてどう思う?」「どう行動したのかな?」「それによってどうなったのかな?」などと、色々聞いて、自分にも非があることを気づいてもらいます。 しかし、これはなかなか難しいもので、すぐに改善されることはありませんが、注意する側も根気強く続ける必要があります。すぐに人のせいにする部下は、家庭環境にも問題がある場合があります。人間としてのパーソナルな部分に触れるため、入り込んで聞くことは難しいかもしれませんが、対話を続けていくうちに「人のせいにする」理由が見えてくるかもしれません。
同期同士の差別 に対しては「共感」がポイント

私は2年ほど管理職を担当し主に新人教育をしています。うちの会社は中途採用、大卒また高卒の採用をしているため、知識経験は様々です。だからこそ非常に大変です。特に年齢も全く違い、学歴も違い、給料も異なる人たちが同期になり、同じ場所で同じことを毎日一緒にすることに関してうまくいくはずがありません。中途採用と大卒に関しては入社1周目で偉そうになり、高卒は給料の理不尽さで辞めてしまうケースがほとんどです。その時、私は彼らの立場になり、共感し親身に話を聞くようにしています。これが最も効果的でした。 (40代管理職)