日本語が通じず、意思疎通が出来ない部下への対処法

ビジネスマナー以前のレベルで問題がある新人への対応に苦戦する人が増えているようです。当然、説明や注意、メールでのコミュニケーションなどを試みますが、「全く通じない部下」もいます。何度も同じことを説明するのは、とても骨が折れますし、「いっそのこと自分で対応してしまおうか」思う人も多いのではないでしょうか。とはいえ、「こちらが根負けしたら負けになる」という変な意地もあるかもしれません。
しかし、「日本人だから、日本語は絶対に通じる、 根気よく説明すれば、こちらの意図している内容を理解できるはず」「理解できないはずがない」と思っていないでしょうか。そこで、「彼らには日本語が通じないのだ」 と考える視点も大切です。私たちの使う日本語と、部下が使っている日本語はまったくの別物なのです。「外国人なのだ、だから文化も風習も違う」と、切り替えれば、少しは気持ちが楽になるかと思います。
歓迎会、送別会に来たがらない部下

今どき、飲みにケーションという時代じゃないのは誰もが知るところです。「自分だって新人の頃、上司にハシゴ酒で連れ回されるのは辛かった」という人もいるでしょう。 しかし最近では、歓迎会や送別会さえも来たがらない部下の存在に驚かされます。「勤務外の時間だからと、平気で断りを入れててくる!」と不満を漏らす上司も多いようです。 そこで、「これだからゆとり世代は……」とは、絶対に言ってはいけません。彼らはその言葉を聞くと、心を貝のように閉ざしてしまいます。少しオーバーに「暑苦しい先輩」を演じ続けるのが、長期的には効果的です。
他責な部下の取り扱い

何事においても他責で人の責任にする部下に対しては、とにかくまずその責任転嫁に関してトコトン話をさせる事が必要です。その上で責任の話ではなく、「改善するためにどうするのか」を問い続けて、自分自身が解決策を述べるまでしつこくしつこく対話する事が必要です。間違ってもこちらから指示ををしてはいけません。指示をしたら、「指示された通りにやったことで失敗した」と、上司の責任にするだけなのであまり意味がありません。いかにも「自分自身が考えて実行した」かのような状態で仕事に取り掛からせる事が大事です。あくまでこれは根比べです。