インフォーマルリーダーを気取る人

インフォーマルリーダーとは、会社内での役職とは関係なくメンバーを牛耳る人で、古株の平社員が出世した後輩た部下達に対していつまでも先輩面、上司面をするケースがこれにあたります。自分自身は仕事の能力がなく結果も出していないため、「皆より長くいる」ということにしか自分のアイデンティティを見出せず、意識してか無意識かはともかく、「社長が言っていたあのプロジェクト、まともに参加するバカっているの?」といった様に、周りが強く言えないのをいいことに、出来る人の足を引っ張ろうとします。こうしたタイプは何の利益ももたらさないどころか、有能な人の目を摘む可能性もあり、放っておくと優秀な人材をも失うことになりかねません。
忠誠心がないけど能力が高い人

特に営業成績がよく、売り上げに貢献しているだけあって、経営者としてもなかなかクビを言い渡せないのがこのタイプです。忠誠心が低く能力が高い人の何が問題かというと、間違った方向へ会社を導くパワーも計り知れないからです。経営者の知らないところで勝手に非公式なチームを組織し、経営者の意に反する仕事を進める可能性があります。能力が低い人であれば、何を企もうとも恐れるに足らない存在ですが、能力があるだけに、その「間違った扇動」も実現してしまう恐れがある点が問題です。
嘘の報告が多い人

利益貢献度80点の「嘘の報告が多い従業員」よりも利益貢献度30点の「ミスを正直に報告する従業員」の方がマシです。既に経営者であれば心得ている人も多いかもしれませんが、上司は基本的に、部下からの報告を頼りに次の計画を立てます。報告に嘘があると、その土台から崩壊することになるため、時として大問題に発展することもあります。
会社に対して強い敵対心を持つ人

また、会社に対して強い敵対心を持つ人に対しては、特に早めの対策をとる必要があります。部下は一度会社に敵対心を持つと、「自分だけがもっている勘違いした正義感」が増長していき、最悪の場合、あの手この手で会社の不正を暴こうとします。本当に不正があればそれは然るべき結果ですが、何もない場合、その人の人件費を「工作」という無益な行為費やすことになるため、本音を聞き出して納得してもらうか、どこかで決着をつけるべきです。