新人が増える度、忘れてはならない3つの基本
役職が上になればその分部下を教育する機会も増えます。今回は部下の育て方の基本をおさらいしたいと思います。
自分の教え方を振り返る

自分の教えている新人が、何度も教えても同じミスを犯している場合は、反対に「自分自身も成長できるチャンス」と考えることができす。 同じミスを繰り返す新人に対して叱ったことがある方もいると思います。叱れば自分の心も痛くなりますし、自分で言った言葉を心の中で反芻します。しかしその分自分を省みていることになり、自分が成長できるチャンスになのではないでしょうか?
教え方自体が間違っているのかもしれませんし、ちゃんと言いたい内容がきちんと伝わっているか振り返ることも大切です。
また自分の心も痛むなら、叱ると言う方法をなるべく控えてみてはいかがでしょうか? 「なぜそれを教えるの」「なぜそうしなければならないのか?」などをちゃんと説明できれば新人も納得しますし、ミスの回数も減るはずです。
そして「百聞は一見にしかず」と言う言葉があるように、新人の前できちんとお手本を実践することも大事となります。
コミュニケーションを取る

コミュニケーションを取ることも大事になります。
新人は実は上司とコミュニケーションを取りたいと考えている人が多いとのことです。職場の中で一日の大半を拘束されますから、仕事のやり取りだけで場が持つはずがありません。 リラックスする時間も必然的にあり、新人が同僚とだけリラックスしたいならともかく、周りと打ち解けない人も多いのでその際コミュニケーションができる上司は安心できます。
仕事のやり取りや作業に打ち込ませる時はある程度の緊張感を持たせ、緊張と緩和(リラックス)のバランスを上手く付けていきます。
「ほうれん草」を徹底させる。

報告・連絡・相談を縮めた「ほうれん草」はやはり重要です。
ほうれん草で大事なことは、ミスの報告をすることと、お互いの常識を一致させることです。ミスの場合は新人が報告しないとチェックも遅れ、後々影響が出ます。上司が部下がミスをしないか?監視するのも必要ですが、ミスをしたらその人自身が逐一報告させるよう指導するのも大事です。
また常識は、相手と自分の「これは言わないでも分かるだろう」は違います。自分の部下になったばかりの頃は特にそれが多いので、常識のずれを無していくことが円滑な仕事のやり取りとなります。