女性にとって会話はコミュニケーションの一つ
女性は本当に会話が好きです。古くから井戸端会議という言葉があるように、女性はいつの時代も「ダラダラとした会話」をやめることができません。「ガールズトーク」や女子会などが女性の間で定番化していることからも、話好きな生き物であることが分かります。
女性が会話好きであることには、理由があります。女性にとって「話すことそのもの」はアウトプットを兼ねた思考の整理であり、相手の「うん」「そうだね」という同意や相槌で、自分の存在を確認しているのです。
女性に「アドヴァイス」は無用
女性との会話において最大のタブーは「相談に対してアドヴァイスをする」です。最近では、恋愛に関するマニュアル本などにも多く掲載されている定番の内容ですが、未だにこれを理解していない男性が非常に多くいます。女性は相談という形をとっても、本音では「ただ聞いてほしい」という場合がほとんどです。その証拠に、雑誌のアンケートで「ウザい男ランキング」に「相談したらアドヴァイスされた」というものがありました。何を言っているのか分からないという男性もいるでしょう。
しかし、これこそが女性の本質とも言えます。ただ単に「そうなんだ」「それでそれで?」と相槌や次を促す合いの手だけを入れるくらいが丁度よいのかもしれません。
やってはいけない「要約する」
長々と要点が分かりにくい女性の話にうんざりしている男性も多いかと思います。「何が言いたいのかよく分からない」という言葉を飲み込んでじっくり聞いてみても、やはり女性の会話は脈絡がなく、論理的思考を得意とする男性からすると、聞いていて苦痛になることもあるかもしれません。
しかし、ここで絶対に「要するに○○ってことでしょ?」「つまり○○っていうことだよね」などと、要約してはいけません。たちまち女性の表情が曇り、無愛想な態度に急変する可能性があります。女性の本音として、男性の様にうまく話をまとめて伝えたいと思っている訳ではないため、最後まで気持ちよく話をさせてくれない男性には不快感を覚えるのです。要点整理は、仕事上では重要な能力ですが、こと恋愛においては逆効果といえます。中年男性の恋愛では、話は最後まで聞いてあげる度量が求められます。