あなたは他人との有効なコミュニケーションを築けている自信がありますか?また、自分に関わる人達全員から好かれている自信があるでしょうか。迷わずYESと答えた「あなた」は要注意です。
主観的な視点からだけでは他人との関係は見えずらいもので、自分では好いてくれていると思っていた相手が裏で陰口を言っていたとしてもあなたはそれに気づくことができないのです。これから幾つかの「人に好かれやすくなるために心がけるべき習慣」をご紹介致します。また、どんな人がそれらを心がけるべきかも併記しますので是非チェックしてみてください。
相手に合わせた喋り方をすること

自分が理解していることを相手も理解しているとは限りません。英語の分からない人に対して英語で喋りかけても何も伝わらないのと同じことです。自分だけの中で話がどんどん進んでしまって相手の理解を蔑ろにしてしまいます。これは、頭の回転が早く我の強い、所謂自分本位な人に多いケースだと言えます。もし相手が自分の言っていることを理解していないかもしれないと感じたら、少し噛み砕いた言い方に変えて自然に繰り返すことで相手はあなたからの気遣いを感じてくれるでしょう。
論破しようとしないこと

理系で、かつ負けず嫌いな人に多い傾向なのが「意見の言い合いになった際に相手を言負かさないと気が済まない人」です。あるいは「相手の言い分に対して納得したまま終わるのが気に食わない人」とも言い換えられます。この場合、無意識にでも相手より自分の方が上であると思い込んでいる場合が多く、下の人間に言い負かされるのが我慢できないのです。
相手からすれば「こちらが何を言っても言い返してくる人」であり、非常に面倒な相手だと感じられるでしょう。ここは一方的に言い負かせてやりたい気持ちをぐっと抑えて、 意識的に相手の意見を尊重した上で併せて自分の意見を述べるよう心がけることで相手との摩擦を減らすことができます。
考えすぎないこと

日常の会話の中にはそこまで深い掘り下げを期待されていないものもあります。例えば何気なく空を見上げた友人が「今日は雨が降るかもね」と言ったとします。友人からしてみれば「そうだね、降るかもね」といった程度の返事で十分だったところを、考えすぎてしまう人はその言葉を重く捉えすぎて降水確率や傘の心配をし始めてしまう、といった感じです。
これは性格的には真面目で良い人に多いケースであり、基本的には嫌われることは少ないと言えます。ただし、どんな会話でも深く掘り下げようとしてしまうせいで会話がしづらく、コミュニケーションを取りづらいと思われてしまうことが多いです。相手の言葉を真摯に受け止め、その真意を理解しようとすることはとても大事なことですが、時と場合によっては軽く言葉通りに受け止められるようにすることも人とのコミュニケーションにおいて同じくらい大切であると言えるでしょう。
思い当たることはあったでしょうか。もちろん上記の項目以外にも心がけるべきことはまだまだたくさんあります。それこそ人との繋がりの数だけあると言っても過言ではありません。しかし、それらは少し目線を変えれば正解の見つかる問題だと思います。一度気付けば、あとは視野を広げるだけです。