キングダム/原泰久
最早説明もいらぬほど有名な歴史漫画。有名なバラエティ番組で取り上げられた事でその人気に拍車がかかりました。それでももっと多くの人にこの名作を知ってもらいたいです。私が一番好きな漫画はワンピースなのですが、ワンピース以上に心を熱くさせられた漫画は?と聞かれれば絶対にキングダムと答えます。どんなに無理難題な状況に置かれても、自分や仲間を信じて突き進む主人公の姿に何度も心を震わされます。そして主人公だけでなく、その仲間達の信念や意志もかっこいい。男としてこうでありたいと思えるキャラに必ず出会える漫画です。
空母いぶき/かわぐちかいじ
日本が空母を持って中国と戦闘をする話。
自衛隊の装備や専門的な内容が細かく描写されていて読み応えがある。
自衛隊に勤務している身内が読んだが、実際に防衛発動が発令されたときはこうなるだろうとか、リアルな対処が描かれているということだった。
昨今、尖閣諸島を巡って中国との関係が緊迫している状況になっているが、もしかするとこういう事態になるのかも、こう言う状態になったとするとこうなるのかなと思わせる内容となっていて面白い。
マリー・アントワネット/惣領冬実
これは世界史の教科書に出てくるあのマリー・アントワネットのお話です。歴史に名を刻んだ彼女ですが、後のルイ16世となるルイ・オーギュストと結婚するまでの歩みはあまり知られていないのではないでしょうか。ここでは彼女が14歳の若さでフランスに嫁ぐまでの日々が描かれています。まだあどけなさの残る彼女の姿からは、異国に嫁いだゆえの様々な不安や葛藤が感じられます。そんな中必死で新しい環境に馴染もうとする彼女は、とても愛らしくつい応援したくなります。教科書とはちょっと違ったマリー・アントワネット、歴史好きならずとも必見です。
「乙嫁語り」/森薫
19世紀の中央アジアを舞台に、定住民であるエイホン家の少年カルルクに嫁いで来た遊牧民の姉さん女房娘アミル。彼らの心の触れあいや、取り巻く家族・友人達の人間模様が一コマの手抜きもない精緻なタッチで描かれています。 その迫力は少年コミック作品に勝るとも劣らず、狩りや戦いのシーンでの躍動感、小気味良いストーリー展開に知らないまに引き込まれてしまいます。また生活文化が丁寧に紹介されているのも魅力で、中央アジアに興味を持つ人にはたまらない作品でしょう。タイトルから内容を想像すると、いい意味で期待を裏切られること間違いなしです。 男性方、いつもの漫画に飽きたなら是非。