エイプリルフールズ
監督:石川淳一、主演:戸田恵梨香
コメディ要素の多い映画なので、友達や恋人と家などでゆっくりスナック菓子でも食べたり、おしゃべりしたりしながら、一緒に笑ったり泣いたりするのにちょうどいい映画です。全体的に下ネタも多いので一緒に見る人に注意する必要はありますが、気持ちよく笑って泣ける映画だと言えます。全体的に問題を抱えたバラバラの27人の人生が線でつながっていく感じがとても爽快で全てのストーリーが繋がった時が爽快です。最後のシーンが少し意味ありげに終わるのでどういうことだったのか考察しあっても面白いです。
ミュージアム
監督:大友啓史、主演:小栗旬
雨の日に起こる連続猟奇殺人事件と、残された謎のメモ。警視庁捜査一課の沢村刑事は、まるで見つけられるのが分かるような殺し方に「これはただの殺人事件ではない」と築く。必ずカエルのマスクをかぶり残忍な猟奇殺人を繰り返す”カエル男”、次第にあぶりだされる犯人像。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備は着々と進んでいく。残された手掛かりから犯人を追い詰めるはずが、それはカエル男の罠だった。次のターゲットにリストアップされている沢村の妻と子供、沢村に救う希望があるのか。
巴亮介原作のサイコスリラー漫画を、大友啓史監督が実写映画化。ボーとしてる一人ぼっちの夜に見ると、気合が入り明日を頑張れそうです。
この世界の片隅に
監督:片渕須直、主演:のん
18歳で一家の主婦となった「すず」は、絵の得意な少女でした。昭和19年に嫁ぎ、あらゆるものが無くなる中で日々の食卓を作り出す工夫を凝す。戦争は進み、何度も空襲に襲われたすず。大事なものや身近なものが奪われていくが、それでも日を築く営みは終わらない。そして、昭和20年の夏がやってきたー。漫画家のこう史代さん原作を、片渕須直監督が映画化しました。約6年の歳月をかけ、徹底的な時代考証や現地工作を重ねたそうです。
現在は見ることのできない広島の街並みを、当時の輝きそのままで再現。時折寂しくなった時、思い出しそうなアニメですね。
ヒメノアール
監督:吉田恵輔、主演:森田剛
ずいぶん前からあった漫画が原作になっています。漫画を知っている人ならだいたい内容がわかるかもしれませんが、内容はとても過激で映画化は無理ではないのかと言われていただけに、過激な部分はどう表現しているかぜひじっくり見てほしいです。好きなわけではないですが、いじめられっこから殺人鬼になってしまう役の森田剛のキャラの入り方が凄く圧倒されました。ストーカー、殺人鬼とワードは恐ろしいですが、パート役として出てくる濱田岳とムロツヨシのキャラが大変面白くくすくす笑ってしまうところも多々ありました。男友達と集まった時や、いつもとは少し違ったものを見たいときにはお勧めです。