座りっぱなしの内勤業務
半日パワポと格闘したり、残業して書類をつくったり、内勤業務に肩こりや腰痛はつきものですね。仕方がないと痛みをこらえ、あきらめていませんか?ごく一般的なオフィスチェアでも、多少は高さや角度の調節ができるはず。もし調節ができなくても、正しい座り方を心がけるだけで、驚くほど苦痛は軽減されます。
案外多くの人が誤解している正しい座り方、おさらいも兼ねてチェックしてみましょう。
背筋を伸ばして真っすぐに!しちゃダメ
よい姿勢といえば、誰もが背筋を伸ばすことを心がけます。でも、人間の体には、もともと自然なS字カーブがあることを思い出してください。このカーブを無理に伸ばすと、両肩に力が入ることになり、長時間の維持が苦痛です。
とはいえ、肩の力をぬいたままだと猫背になっちゃいます。ドカッと背もたれにふんぞり返ればいいのでしょうか?ここで大切なのが、お尻の位置です。
お尻の位置は座面の奥へ
背もたれと座面の間に、無駄な空間があるのは、非常にもったいない!そこは、本来なら腰とお尻をホールドしてくれる大切な場所です。もっと奥の方にお尻の位置を持っていきましょう。目安は、膝の裏と座面の前側が当たるか当たらないか程度、ここに指が2本入ればベストです。
この時点で、普段よりデスクが遠くに感じるなら、今まで座面の前に寄り過ぎていたということです。
足の裏は床につけておく
女性からすると、うらやましいことこの上ないのですが、オフィス家具の標準サイズは成人の男性を基準に作られています。たいていは、足の裏が床についているはずです。
もし、デスクの高さの関係で足の裏が床につかない場合は、フットレスト(足をのせておく台)を使いましょう。わざわざ購入しなくても、空き箱でかまいません。アマゾンの箱は、かなり優秀です。
とっておきの一脚を自宅に
会社で使うオフィスチェアは、自分の座り方を改善するしかありません。自宅に仕事を持ち帰ることが珍しくない人は、とっておきの一脚を相棒として迎えるのもすてきですね。エルゴヒューマンやオカムラなど、値は張りますが損はしません。書きものが多ければ前傾姿勢、モニター作業なら後傾姿勢、選ぶなら2つのルールを忘れずに!