手入れをすれば、革靴は長く履ける
「オシャレは足元から」というのはよく聞く言葉ですが、実際に足元に気を使っている男性はそれほど多くありません。中には奮発して良い革靴を買っても、定期的に手入れせずすぐにみずぼらしくなってしまう方もいるようです。
ここでは、せっかく買った靴を長くきれいに履くために必要な、お手入れの道具と基本的なやり方をご紹介します。
まずは道具を準備しよう
革靴の手入れには、いくつかの道具が必要になります。上から順に必要度が高いので、少しずつそろえていきましょう。
■革靴用ブラシ
革靴用のブラシには、馬毛ブラシと豚毛ブラシの2種類があります。馬毛は柔らかくほこりを落とすのに適しており、豚毛は硬めでクリームを馴染ませるのに使います。
■コットン
靴についた汚れを落としたり、クリームぬる時に活躍します。靴の手入れ専用のものではなく、100円均一などで売っている商品でOKです。
■革靴用クリーナー
靴の表面についた汚れや、前回のお手入れで塗ったクリームを落とす役割を果たします。
■革靴用クリーム
革に水分と栄養分を与え、ツヤを出します。ビン入りやチューブタイプ、無色や黒いものなど種類は様々です。まずは無色のものを買いましょう。
■油性ワックス
革靴特有のツヤ感を出すために必要な道具です。反射で顔が映るような鏡面磨きを実現できます。
■コバインキ
靴底の側面のためのお手入れ用品で、色が剥げてきた部分に塗り込みます。
■シューキーパー
革靴を履いてない時にシューキーパーを靴に入れておくと、長持ちします。また、お手入れの際に利用すると、形が整うので作業がしやすくなって便利です。
毎日のお手入れは簡単に
いざ革靴の手入れをしようと思っても、あまりに煩雑な作業を毎日するのでは、長続きしません。ですから、簡単なことだけ押さえておきましょう。
まず馬毛ブラシでほこりをおとします。あまり力を入れず、優しくブラッシングしましょう。その後コットンで気になる汚れを拭くだけ。もし目立った汚れがなければブラッシングだけでもOKです。
定期的にしっかりお手入れを
毎日のお手入れに加え、月に1度しっかりとしたお手入れをしましょう。まず、馬毛ブラシでブラッシングをします。そしてクリーナーを豚毛ブラシかコットンにつけ、革靴にぬっていきましょう。この時靴に直接クリーナーをつけたり、あまりたくさんぬったりすると、シミになるので注意してください。
新しいコットンで余分なクリーナーをふき取ったら、クリームを塗りこみます。その後、油性ワックスでツヤを出しましょう。また、靴底横部分の色落ちが気になる時は、コバインキを使うとより丁寧なお手入れになります。
足元にも気を抜かないオシャレ上級者に
靴の手入れは、面倒だったり忘れてしまったりでついついさぼりがちになります。しかしいつどこで誰に足元を見られているかわかりません。いつ注目されても大丈夫なように、日ごろからのお手入れを始めてみてください。