その1年が後の30年を決める
奥様が妊娠した男性のみなさま、おめでとうございます。きっと、これから家族を養っていくぞと気合の入っていることでしょう。今回は、そんなみなさまに妊娠中の奥様をどのように扱うべきかをお教えします。女性は、良くも悪くも妊娠中の旦那様の言動を忘れない生き物です。この1年をどう過ごすかで、今後30年以上続くであろう夫婦生活が上手くいくかどうかが決まるのです。
家にいる=ゆっくり休んでいるわけではない
それまでバリバリ働いていた奥様も、妊娠すると産休に入ります。これでゆっくり奥様が休めると思ったら、大間違いです。妊娠というのは、自分とは別の生命体を突然体内に宿している状態です。そのため、身体的にも精神的にも想像以上の変化が現れます。
「一日家にいるんだからもっと家事をやって」なんて言ってしまったら、きっと文句が百倍になって返ってくるでしょう。旦那様は1日「動かない」と思っているかもしれませんが、それは「動けない」の誤りです。むしろ働いていたころよりも家事がおろそかになってしまっても仕方がないという気持ちでいた方が、お互い摩擦が起きないでしょう。
両親学級は積極的に
奥様が妊娠すると、両親学級に参加するよう頼まれることでしょう。それを、「どうせ仕事で育児に参加できないから」などといって断るのは、絶対にやめましょう。たとえ本当に育児に参加できないとしても、生まれる前からそんな非協力的態度をとってしまっては、奥様の不安は増大するばかりです。
もしもどうしても参加できないのであれば、奥様がもらってきた資料を読んだり、ネットで調べたりしましょう。色々な知識を身につけることは大切ですが、それ以上に育児に参加しようとする意欲を奥様に見せることが大切です。
ネガティブな冗談は控える
妊娠中は、身体的にも不安定ですが、それ以上に精神的に不安を抱える方も多くいます。そのため、日頃はただの冗談として受け取れる言葉も、必要以上にセンシティブに感じ取ってしまうことも多々あるのです。
そんな状態の奥様に、「妊娠して太ったな」などといったネガティブな冗談を言うのは、得策ではありません。あなた自身がそれほど大した気持ちで行っていなくても、奥様の怒りが爆発したり、その後何十年にもわたってその言葉を恨まれる可能性は決して低くはないのです。
妊娠したことを勝手に人に話さない
奥様が妊娠したらとっても嬉しいですし、それを人に話したくなる気持ちも分かります。しかし、奥様の許可なしに口外するのは控えましょう。妊娠してすぐは流産の可能性も高いので、安定期に入ってから公表したいと考える女性は多いものです。
あなたとしてはめでたいことを言って何が悪いと思うかもしれませんが、妊娠というのはとてもデリケートなものなのです。そこは実際に妊娠した奥様を気遣い、勝手な行動はしないようにしましょう。
他の妊婦と比べない
他の妊婦さんと比べるような発言は、ほぼ100%奥様の地雷を踏んでしまいます。つわりの程度や産休の時期など、「○○さんはこうだった」などと言うのはやめたほうがいいでしょう。あなたはただの世間話程度のつもりでも、「だからなんなの!?」と奥様の怒りを買ってしまう可能性が高いです。
妊娠も出産も、10人いれば10通りの状態・やり方があります。他の方と違うからと言って、奥様を責めないように気をつけましょう。
妊娠中の奥様を支えて幸せな結婚生活を!
多くの女性は、妊娠中にされたネガティブなことを忘れませんが、自分を気遣ってくれたことも忘れません。生まれる子供が大きくなったときにも、「この人は妊娠中○○してくれた」と思うものです。その後の結婚生活をいいものにするためにも、この1年は奥様を気遣ってあげてください。