ものが食べられなくなる辛さ

女性は妊娠すると、一気に食の嗜好が変わります。匂いにも敏感になり、食べられるものが一気に制限されるのです。例えばよく言われるのは、炊き立てのご飯のにおいで吐き気をもよおすということ。今回は、どんな食べ物なら妊娠中の奥様も口にできるのか、試していただきたい10個の食品を紹介します。
おすすめの10食

冷凍みかん
妊婦さんの多くが口をそろえて言うのが、「すっぱいものなら食べられる」ということ。特に、温かいものより冷たいものの方が口に出来るようです。そんな時におすすめなのが、冷凍ミカン。一つが小さいので気軽に食べられるし、程よい酸味があるのでおすすめ。
シャーベット
冷たいものが食べられそうなら、シャーベットを用意してみましょう。本当は体を冷やすのは良くないのですが、何も食べられないよりは、多少冷えても食べ物を口にした方がいいでしょう。ねっとりした甘いアイスクリームよりも、さっぱりしたシャーベットの方が食べやすいと評判です。
トマト
普段から好きな人はもちろん、元々トマトが嫌いだったのに妊娠中だけものすごく美味しく感じたという妊婦さんは、多数いらっしゃいます。トマトなら冷やして切るだけなので、長時間キッチンに立てない奥様にもうってつけです。栄養もたっぷりなので、安心ですね。
そうめん
ご飯やパンよりも、麺類の方がつるつると食べられる方が多いようです。そうめんなら作るのも簡単ですし、茹でる量を調節できるので余らせることもありません。麺つゆの甘さがだめということもあるので、少し生姜を効かせてみたり、ゴマダレ風にしてみたりと、色々試すのもいいですね。
バナナ
甘いものはダメだけど、なぜかバナナは食べられるという妊婦の方は意外に多いようです。バナナは常備しておけるし、栄養もあるし、いつでも購入できるのでとっても便利な食品。
フライドポテト
揚げ物NGな妊婦さんが多い中、どうしてもフライドポテトが食べたくなったという方も少なくありません。揚げ物は胃の負担が大きいのであまり推奨できませんが、他に食べられるものがないなら絶食するよりはいいでしょう。市販のものよりも、旦那さんがヘルシーな油で揚げてあげるとまだ健康的ですね。
おにぎり
妊娠中、かなりの確率で温かいご飯が食べられなくなります。ですが、冷たいご飯をそのまま食べても美味しくないですよね。そんな時に活躍するのが、おにぎり。これなら冷めても美味しいですし、小さめにいくつも作っておけば少しずつ食べられます。
アメ・ガム・グミ
空腹になると吐き気が増すのに、何も食べられない…。そんな時におすすめの、妊婦さん三種の神器です。とりあえず口に入れておけば気がまぎれますし、「つばの味もだめ」という方でもグミなら食べられることがあるようです。
ポカリスエット
点滴と似ている成分のため、栄養を手軽にとるのにうってつけ。固形物はもうどうしても食べられないとなったら、これに頼りましょう。また、イオンウォーターなど、似たような成分の少々違う味のものもあるので、もしポカリスエットの甘さがだめなら他のものもチャレンジしてみてください。
炭酸飲料
しゅわしゅわとした感覚で口の中がすっきりし、「水すら飲めないが唯一炭酸なら飲める」という妊婦さんが多数。また、炭酸に促されげっぷをすると、それだけで吐き気をごまかすことも出来るのでおすすめ。
食べられるものを食べてもらおう

妊娠中のつらさを男性が理解するのは、なかなか難しいもの。ついつい「そんなものばかり食べて、赤ちゃんの健康は大丈夫なの?」と思いがちです。しかし、奥様本人にとっては「これを食べるか、何も食べないか」という選択肢に迫られるほどの状態に陥っていることもあります。何も食べないのはよくありませんから、奥様がほしいといったものをぜひ買っていってあげてください。