いまどき町内会なんて!
町内会費も回覧板もうっとうしいものです。独身なら、誰もが感じることですね。でも、あなたが既婚者で、これから先も妻や子どもが暮らしていく町なら、あるいは親と同居予定があるのなら、町内会には積極的に参加しておきましょう。住民が心地よく暮らすだけではなく、子どもや老人を守ってくれることにこそ、町内会の大きなメリットがあるからです。
回覧板は目を通すようにしよう
家族ができると、さほど気にならなかった不審者や不法投棄の情報は重要です。そんなときに便利なのが回覧板です。何丁目の街灯が切れている、公園にガラスの破片が飛び散っている、こういった情報を共有することで、子どもたちや年老いた親を危険から守ることができます。
男性にまかせたいこと
夜間のパトロールはぜひお父さんたちが担当してください。とくに空き家の見回りでは、不良少年たちのボヤ騒ぎがありえます。また、ホームレスが住みついていることも多く、女性が見回るのは非常に危険です。下見に来た犯罪予備軍にとっては、男性が見回っているというだけで、十分な威嚇です。
父親同士のつながり
幼児のうちは、休みの日に公園へ行く程度かもしれませんが、子どもが小学校に入ると、状況は一変します。パブリックな意味での、父親としての仕事が増えてくるからです。
運動会や参観日など、お客さん状態でポツンとしているのは苦痛です。すでに町内会で顔見知りのお父さんがいれば、心強いので場を楽しめるでしょう。もし、上の子がいるベテランパパなら、学校の特徴や先生の評判も教えてくれます。
ご近所トラブルについて
町内会で住民同士の面識があると、無意味なご近所トラブルが防げます。あの家には赤ちゃんが生まれたばかり、たまに徘徊(はいかい)する親御さんがいる、内装をリフォーム中、おおよその理由を知っていれば、うるさい!と怒鳴りこむ人もいないでしょう。
どうしても直接は言いにくいことがあるのなら、仲介して伝えてくれる町内会長さんという頼もしい存在もいます。
それでもやっぱり大変です
町内会の役員さんは、主婦や定時帰宅ができる人ばかりではありません。仕事帰りに、役員会の途中から参加するのは男女とも普通です。子どもがいる、パートがある、会社があるという理由は、役員さんたちからすれば「ただの言いわけ」にしか聞こえないでしょう。
自分たち家族の安全と平和のために、せめて花壇整備や夜間パトロールくらいは、率先して参加しておきましょう。