決してやる気がない訳ではないサトリ世代

部下や新人の教育は、管理職にとって常に頭を悩ませる問題です。しかし最近の新入社員はますます中高年世代の理解を超える思考を持っているようで、ひと昔前の指導方法ではなかなか対応しきれません。ここでは、「やる気はあるのに仕事ができない」部下をうまく育てるコツを紹介します。
物覚えの悪い部下には絵を描かせる

何度説明したり教えたりしても、どうしても物覚えや理解の悪い部下っていますよね。そういう人は理解していないのに理解できている「つもり」になっている人が多いのです。そんな部下にきちんと伝えたいことを理解させるためには、「描かせる」ことが大事です。例えば指示した業務を理解したかを確認したい場合、その部下がすべきことをフローチャートで書かせてみましょう。完成度の高いものでなく、落書き程度の絵で構いません。また知識的なことを教えてあげたのなら、そのテーマについて絵でも言葉でも構いませんので描かせてみてください。描かせることで部下が本当に理解したか、どのように理解したかを確認することができます。
すぐ泣く女子新入社員へは褒めて自信をつけてあげる

女子新入社員と仕事をしていて一番困るのは泣かれる事だと思います。緊張していて経験も浅いため、自信が無く心細くなるのだと思います。女性は泣いてしまうとなかなか止まらないので大変です。泣いても解決しないと強くも言えませんしとても困ります。叱っているではなく、注意しているのですが、泣かせた側が苛めているようにも思われるかもしれません。大事な仕事ですから注意すべき事は分かりやすく説明し、必ず一カ所は褒めてあげましょう。褒められて嫌な人はいませんし、次への頑張りに繋がると思います。また仕事だけではなく、普段の会話からも何気ない事でもいいので褒めてあげると嬉しく楽しい職場になると思います。
作業工程が理解出来ない方には、図にして分かりやすく説明をする

指示が一度に聞けずに何度も確認をしてくるタイプの方がいると、どうしても作業のスピードが落ちてしまいます。このタイプは、曖昧な指示語が理解できず、また周囲の状況を判断して自分で工夫して仕事を進めることが苦手だったりします。 そのような状況を防ぐには、指示前に一工夫するとグンと作業効率が上がってきます。 その工夫とは、具体的な指示を出して仕事の流れを図式化することです。目で見て現在どこの作業を行っているのかが一目瞭然なので、自分で作業工程を確認しながら進めることができるようになり、他の人を煩わすことなく作業を進めることができるようになります。