苦手なプレゼンを得意に変える

会社員生活の中で、何度となくプレゼンをする機会が訪れるでしょう。もしもあなたがこれを苦手だと感じているなら、チャンスです。プレゼンが苦手な人は、ある超簡単なコツを知らないだけなのです。ここで紹介することはどれも、「それだけで変わるのか?」と思うようなことばかりですが、すべてを完ぺきに抑えれば、あなたのプレゼンのクオリティは一気に上がります。これを機にプレゼンを得意にし、はつらつと仕事に励めるようになっていただければ幸いです。
声量を上げる

いつもより大きな声で話す、ただこれだけです。同じことを話していても、小声でぼそぼそささやくのと、大きな声で伝えるのでは、受け手の印象は全く変わります。大きな声は自信の表れ、これは都合の悪いことはついぼそぼそと言ってしまいがちなことからもわかるでしょう。あなたが大きな声で話せば、聴衆は「この人は自分の話す内容に自信があるんだな」と無意識に感じるのです。
身だしなみをいつもより綺麗に

完璧なプレゼン原稿がギリギリに完成し、一息つく間もなくプレゼンに突入。これは、最悪のパターンです。プレゼンの前には、必ず鏡の前に立ち、いつもより時間をかけて身だしなみを整えてください。カリフォルニア大学で行われた実験によると、人は視覚から55%、聴覚から38%、言語から7%の情報を得ています。つまり、聴衆が視覚を使って「このプレゼンターは身なりがきれいではない」と判断したら、それだけで大きな損失につながります。プレゼンのある日はしっかりひげをそり、直前には髪の毛やシャツの襟、ネクタイなど細かな部分をチェックしましょう。
資料を読まない

誰しも、配られた資料をただ延々と読むだけのつまらないプレゼンを聞いたことがあるでしょう。プレゼンの基本は、「見て分かることは言わない」です。資料にデータや調査結果を載せたら、あなたが話すべきはこのデータから得られる結論です。間違ってもデータそのものを読み上げるようなことはしてはいけません。それをした瞬間から、聴衆はもうあなたの話に興味を失ってしまいます。
簡単なコツでプレゼン上手に

いずれもあまりに簡単なことなので、これだけで本当に変わるか疑問を持たれるかもしれません。そんなときは、これらを意識しない通常状態のプレゼンと、これらをすべて抑えたプレゼンを録画して、ご自身で見てみてください。あなたは、どちらのプレゼンの方が優れていると感じるでしょうか。上手にプレゼンができるようになれば、これまで以上にはつらつと仕事に取り組めそうです。