転職が当たり前の時代

一昔前まで、日本で転職はこれほどポピュラーではありませんでした。終身雇用という言葉もあるように、新卒で入社した会社に定年までいるのが当たり前という文化だったのです。しかし最近では、転職がかなりメジャーになってきています。今回は、転職をするときに注意したいポイントをご紹介します。
転職の時に注意したいこと

●できれば在職中に転職活動をする
とにかく今の会社を辞めたいと思って転職する人は、多々います。その場合、次の勤め先が決まっていないものの退職してしまいたくなりますよね。しかしこれは、極力避けた方が良いでしょう。
というのも、収入がなくなるという点が最大の懸念点です。また、なかなか次が決まらない時に職があれば焦りませんが、無職状態だと不安が大きくなってしまいます。落ち着いて腰を据えて新しい仕事場を探すためにも、在職中の転職をおすすめします。
●会社を辞める理由を明確に
転職をするときの面接では、なぜ前の会社を辞めたのかを聞かれることが多々あります。この答え方によっては、「この人を採用しても、うちも辞めてしまうのでは」と思わせてしまうので、注意が必要です。
たとえ実際はマイナスな理由で辞めたとしても、なるべくポジティブな言い方で伝えましょう。それに合わせ、「今後は○○といった仕事にも挑戦していきたいため」というような、プラスの理由を補足すると印象が良くなります。
●複数の企業に応募する
転職活動をしていると、絶対ここに入りたいと思えるような企業が出てきます。その企業に応募するのはもちろんですが、同時に他の求人にも応募しましょう。
これは、一つにはリスクヘッジのためです。一つだけの求人に応募してダメだった時、また新しい求人を探すところから始めなくてはいけず、いたずらにコストがかかってしまいます。また、本命企業を受ける前に別の企業の面接を受け、ある程度慣れておくことも重要です。
●色々な手段で求人を探す
転職しようと思ったとき、まず初めにするのが転職サイトへの登録でしょう。ネットで色々な情報を獲得できるので、これは必要な手段です。
しかし、余裕があれば他のやり方にも目を向けてみてください。例えば、人材紹介会社に登録すれば、ネットに出ていない求人をたくさん探すことができます。それに、担当者があなたにあった仕事を選んでくれるので厳選する時間を節約できます。
●内定後に労働条件を明確にしておく
転職活動が成功し内定が出たら、働く前に労働条件を確認しておきましょう。給与や休日、残業についてなど、働き始めてから「こんなはずでは…」となってしまったらせっかくの転職が無駄になってしまいます。
特に給与面は聞きにくいことではあると思いますが、非常に重要なことなのでおさえておきましょう。担当者に電話やメールで問い合わせ、納得のいく確認を行ってください。
転職を成功させよう

転職は今ではメジャーになったとはいえ、人生の転機であることに変わりはありません。その後の人生を大きく左右する出来事ですので、ここで紹介したポイントに気を付けて成功させましょう。