転職・独立には資格があった方が有利

今の働き方に満足しておらず、いつかは転職・独立したいと考えたことはありますか。そんな方は、資格を取っておくことをおすすめします。資格取得の過程で知識が増え、資格を保有すればそれだけで信用も上がります。
転職に強い資格

宅建取引主任者
不動産業界に入りたいなら、持っていて絶対に損はありません。不動産の売買に必要な資格で、知名度も抜群です。取得の過程で様々な法律知識なども蓄積し、いざ仕事を始めた時にお客様の相談にスマートな対応ができます。
毎年17~20万人が受験し、3万人ほどが合格しています。合格率は70%程度で難問はそれほどありませんが、学習範囲が広いのがネックです。科目が多く勉強時間もかなり必要になるので、スクールや通信講座を受けることをおすすめします。
日商簿記
どんな業界であろうと、事務系の職種に転職する場合は持っていたほうがいい資格でしょう。3級は経理関連の書類を理解し、数字から企業の経営状況が判断できる能力が求められます。2級では経理担当として財務諸表を読むことができ、1級では経営管理や経営分析が出来る力が求められます。
合格率は3級では30~50%台を、2級では15~30%を推移しています。1級になるとがくっと合格率が下がり、10%に満たない回も出てきます。簿記に関する参考書や入門書は書店でもたくさん売られており、3級は独学でも合格する方も多いようです。
独立に強い資格

行政書士
行政書士は会社の設立などあらゆる申請書類や権利義務などに関し、依頼者に代わって書類を作成する仕事です。9000種類を超える書類を取り扱うことができ、国民の権利や義務、資産を守ります。
弁護士や司法書士などの法律系の資格の中では難易度が若干下がりますが、相当な知識量が必要なので合格には十分な準備が必要です。合格率は3~10%前後で、短期間での合格は難しいと言われています。
社会保険労務士
人事や労務のエキスパートとして活躍するのが、社会保険労務士です。就業規則や給与規定、社会保険に関して相談に乗ったり、書類を作成したりします。また、年金などの相談に応じることも仕事の一環です。
合格率は低く、2~8%程度です。社会人の受験者が6割を占めており、20代以下の受験者は2015年では10%を切っています。とにかく試験範囲が広く、また約5時間の試験を一気に行うので体力勝負の面もあります。
資格を取って転職・独立をしよう

転職・独立に有利な資格はどれも、一筋縄では合格できません。働きながら勉強時間を確保し、継続して学習する必要があります。そうした面から見ると、コストはかかりますが通信教育を受けたりスクールに通うのも一つの手段です。お金を払うことでさぼりにくく、勉強が続きやすいでしょう。