自分の間違いを認めない部下への対応方法

当然のことですが、上司は新しく働き始めた人に対して指示をします。時には部下の「仕事のやり方が間違っている」ことを指摘しなければいけないシーンもあることでしょう。そんなとき、部下によっては言い訳をするかもしれません。そこで、強く言ってもあまり効果はありません。一度指摘して改善する気がなさそうであれば、思い切って放置しておく必要があります。部下としては、「もしかしたら本当に上司の言っている方法が良いことかどうか」を、確信できないのかもしれません。一度放置してあげることで、部下が「自分の失敗が周りに与える影響」を自分自身で体感できます。1回学べば次から聞く耳を持ってくれるかもしれません。
キャリアがあり「自分は仕事ができて正しい」と思っている部下に、間違いを正す方法

このタイプには、計画通りに仕事を進めていないところを見かけたら、現場で何故そうしたのか?と質問し、その理由と本人の言い訳も聞きます。仮に、計画通りに進めなかった事で、危険な事が起こった場合の対処はどうするのか質問してみましょう。その時は、とにかく本人の言い分だけを聞いておくのです。そして、全体の会議やミーティングで議題にあげて、「計画通りに仕事を進めていなかった状況」と、「本人の考え」を全体に伝えた上で会社側の理由を述べ、「危険が伴うので勝手な判断はせず計画通りに仕事を進めて下さい」と伝える事で、上司1人で監視するのではなく、沢山の監査の目を増やすことが効果的です。
話を聞かない後輩や価値観の違い

人間は誰しもそれぞれ違う考えをもっているため、「意見は、まず合わない」と考えるべきでしょう。もし、自分が正しいと思っていても相手の考えは違うということは往々にしてあります。有名な心理学者のBFスキナーは動物の訓練では、良いことをした時に褒美をやった時と、間違った時に罰を与えた場合とくらべると、前者のほうがはるかによく物事を覚えることを実証しました。そしてこれは人間にも当てはまると言っています。だから、基本的に後輩や部下は、褒めてやらないといけません。そんなときにお勧めの本は、デール・カーネギーの「人を動かす」 です。