仮眠は仕事のパフォーマンスを上げる

適度な昼寝や仮眠は仕事のパフォーマンスをUPさせるということは誰もが聞いたことがあるかと思います。会社で昼寝をする習慣がある人は、口を揃えて「パフォーマンスが上がっていることを実感できている」と言います。仕事のパフォーマンスが低下しているときの昼寝は、脳に休息をもたらすため、集中力UPにもつながり、結果的に仕事の能率がUPします。
しかし、一方で「仮眠をすると寝過ごしてしまう」「寝起きがとても辛い」などと、昼寝の習慣を取り入れることに不安を覚える人もいます。
また、いざ寝ようと思っても「なかなか寝付けない」という人も多いでしょう。確かに先ほどまでは「眠くて眠くて仕事に集中できない」状態だったはずなのに、仮眠の態勢をとると変に意識してしまい、入眠できないというケースはよくあります。そこで、今回は「昼寝や仮眠」をする際、「寝つきやすく起きやすくする」ためのアイデアをいくつか紹介します。
昼寝は15分が鉄則

昼寝をするなら、「15分間」というルールを守ることが鉄則です。これは何故でしょうか。実は、人間は入眠後20分経過すると体温が下がりはじめ、いわゆる「熟睡」状態に入ってしまいます。熟睡状態から起きると、「眠い状態」から抜け切れず、しばらく集中力が回復できなくなります。
コーヒーは起きた時ではなく昼寝の前に飲む

眠気覚ましにコーヒーを飲むことがあるかと思いますが、昼寝から目覚めたときに飲むのは、実は逆効果です。というのも、カフェインが体内に巡り、実際に効き始めるのは、「摂取してから15分後」と言われています。「仮眠は15分が鉄則」と述べましたが、昼寝の前に飲むのがベストなのです。
うつ伏せで寝るのは良くない

オフィスで昼寝や仮眠をする際、大抵はデスクにうつ伏せになり、ちょうど「学校の授業で堂々と居眠り」している様な態勢で寝る人が多いかと思います。これはあまりお勧めできません。体を前に丸める態勢をとるため、体が緊張状態に入り十分にリラックスできず入眠しにくくなります。
デスクで昼寝や仮眠をするにあたって理想的な態勢は、「仰向け」です。夜行バスに乗ったことがある人はイメージしやすいかもしれませんが、座った状態においては、あの態勢がリラックスしやすいと言われています。
アイマスクと耳栓を使う

視界に入るものや音が気になって寝られないという人もいるかと思いますが、その場合、アイマスクや耳栓の着用をおすすめします。人間の五感に対して入ってくる刺激を大幅にシャットダウンできるため、リラックス効果と入眠促進が期待できるからです。