A4用紙に今抱えていることを全て書き出す

やる気が出ない原因は「やることが多すぎる」か「困難か」のどちらかであるケースが多いかと思います。そのため、「やる気が出ない状態」に陥っている人の大半は、頭の中を整理することで解決することが多いものです。やり方は簡単で、まずA4サイズ以上の大きな紙の真ん中に「今やらなければいけないこと」と書き、その周りに「思いついたやるべきこと」を書き足していきます。このとき気を付けたいのが、どんなに些細なことでも思いついたら書き込むことです。例えば、抱えている仕事に関わるメンバーの一人が「苦手な相手」だったとします。「やる気がでないことと彼の存在は別問題として考えるべきだ」と無理に割り切ろうとしないことです。
1時間後に休憩を予定する

いわゆる報酬効果です。人間は「終わりの見えない作業」に対しては苦痛を感じるものです。ある実験で、Aグループには「10分だけ(冷たい氷水に)手を浸してください、我慢できなくなったら途中でやめてもよいです」と伝え、Bグループには、時間を告げずに「我慢の限界まで(冷たい氷水に)手を浸していてください」と伝えて、どちらのグループが長く耐えられるかを記録するというものがありました。結果は、Aグループは全員10分耐えることができ、Bグループのほとんどが10分も経たないうちに脱落してしまったそうです。
このように、「終わりが見えるかどうか」は人間のやる気を生み出すうえでは、非常に重要な要素となります。抱えている作業の量が膨大だと感じる様であれば、「まずは1時間だけしかやらない」「1時間後に好きな飲み物を飲む」などとと自分でルールを決めてしまうことです。とりあえずは、1時間後の「いいこと」のために頑張れるはずです。
承認欲求を満たしてくれる人と会話をする

承認欲求というと難しく聞こえますが、要するに「自分を褒めてくれる人」です。人間は「人に認められたい」「人に賞賛されたい」という欲求が備わっており、これらの欲求が「やる気の源泉」となります。承認欲求を満たしくれる人というのは、仕事であれば提出相手である「上司」や「取引先」ですが、嫌な上司の元で仕事をすることがいかに苦痛であるかが分かります。