お金の使い方でビジネスの結果が変わる

無駄使いとなる、いわゆる「死に金」と、その後に利益をもたらす「生き金」との違いはなんでしょうか。当たり前ですが、無限の経費がある訳ではない以上、ビジネスで結果を出すための出費を、会社のお金を使うにしても自腹を切るにしても、使いどころというものが存在します。ここでは、仕事において、限られたお金をどう使って結果に導いているかを解説しています。
重要人物にたどり着くまでにかかる時間

例えば自分が取り組んでいる仕事で「あの会社あの人と接点があればどんなに有益か」「この業界で有名なあの人に会って直接話を聞くことが出来たら」と、何かしらの「会いたいキーマン」が存在するはずです。そのキーマンにたどり着くための方法を聞かれてすぐに答えられるでしょうか。多くの人は、「会えたらいいな」という程度の願望しかありませんが、結果を出すビジネスマンは、「何としてでも会おう」と考えます。
キーマンが顔を出す場に行く

いつまでも現状から抜け出せない人は、「地道に頑張っていればいつかキーマンに会えるだろう」「まずは自分に与えられた仕事をこなすことが優先」と考えるものです。確かにこれも一理ありますが、もし、そのキーマンが顔を出すと噂の「有料の異業種交流会」があったとしたら、それに対して投資を惜しまないことです。「会社から経費が出たら行こう」と考えている人は、永久に現状からは抜け出せません。成功している人は、自腹を切ってでもこうした投資を惜しまないものです。
プロはプロとしか付き合わない

また、キーマンとの接点ができると、ある変化が起きます。それは、自分を取り巻く環境が変わるということです。キーマンがその道のプロフェッショナルであればあるほど、その周りも何らかのプロだったりします。人間は同じ次元の人間との交流を好むという傾向からも分かりますが、プロはプロとしか付き合わないのです。キーマンからその周辺の人脈を紹介されなかったとしても、プロの考え方に触れることによって、自分を取り巻く人について考えだします。決して周囲を見下す訳ではなく、その後、仕事において志が高い人や一流の人と付き合いたいという「人付き合いの基準値が高くなる」という効果があります。