■「個人の意見です」の意味

今回は「個人の意見です」と言う使い方について考えていきます。
インターネットに限らずテレビや本などのメディアで商品の感想など、一人の人間が何かしらコメントを使った後「※個人の意見です。」と注釈が付けられることが多いです。それは「こう言う風に言われていたけど実際に使うと違うじゃないか!」と言うクレームに対するガードにもなります。
もちろんそれは仕事時やプライベート時にも同じです。自分の意見の前後に「個人的な感想」と付け加えることは日頃多いです。あまり人とその意見に対して論争にならないためにも、使われています。
またその言葉には、それにはこの意見に自分は責任が持てないと言う意思表示。その意見を実行して損しても自分には責任がないと言う意味合いも込められてます。
■「個人の意見です」と言いながらその意見が長い

時々「個人の意見です」と前置きしながら、自分の意見を長く言う人を見受けられます。長く言うと言うことは、自分の考えを強く主張していることでもあり、押し付けていると言えます。本当に「個人の意見です」と思うなら、そこまで長く言う必要はないんじゃないか?と思います。
なぜなら「個人の意見です」と発言するなら相手は相手の考え。自分は自分の考えと捉えているはずで、でもそうやって実際は受け止めていないから強く発言していると考えられます。
また長く言わなくても会社やプライベートでよく同僚・友達が使ってるから、自分も「個人の意見です」と使っている人もいます。しかし「個人の意見です」と注釈を付けられても、長く自分の意見を言われて困惑したり反発したりするのは相手も同じはずです。
■「個人の意見です」の適度な使い方

「個人の意見です」の適度な使い方を考えると、会社の意見ではなく私個人の意見として言っている時に使えるとも考えられます。例えば自分達の会社が出した商品を、自分で使ってみると使いやすいと感じる時にそう発言します。しかしそれの場合でも、ある種の予防線が貼られています。またそう言った"感想"を営業トークで使う人もいます。
ただ次のように丁寧に言えば良いかな?と思います。例えばSNSやレビューサイト書かれている感想時、「個人の意見ですが、このフィットネスマシンはよく運動をしている自分にとっては物足りなかった。ただし運動慣れしてない人には十分満足を得られるかもしれないし、自分がそうであって他の運動をしている人にとってもこのマシンは良いかもしれません。」と
本当は「個人の意見です」や「個人的な感想」などと言わずに自分の意見を言うのが一番望ましいと思います。いちいち注釈しなければならないのは面倒です。B3