先読み力とは?

先読み力とはまず「危機を察知する能力」のことです。仕事が他人より進んでいる人の特徴は色々ありますが、それには先読み力もあるかもしれません。
例えば外的要因であろうとトラブルに巻き込まれその処理をしていたなら本来やるべき仕事にも遅れが出ます。先読み力がある人はトラブルに巻き込まれないよう、事前に察知して動いています。
少し具体的に話すと大きなプロジェクトをしている際、それに関わっている人にトラブルが起きて参加できなくなったとします。しかし誰かが欠けてもいいように予め計画し、遅れがなるべく生じずスムーズに進行できると言ったのも、先読み力となります。
先読み力を付けるには

先読み力を付けるにはやはり様々なパターンを考えるのが大切になります。先ほどの大きなプロジェクトを例にすれば大人数であるほど、いつも必ず全員ができるはずがありません。全員いないとプロジェクトが上手く進まないのならそれは先読み力が貧弱なプロジェクトとなります。
また人が欠けることに対しても細かく検証していくのも大切です。重要な部分を女性に任せているのなら、その女性は最近結婚しているので、いつ妊娠しプロジェクトに参加できないともと考えられます。(極論かもしれませんがここではあくまで分かりやすさを重視します。)このように様々なパターンをなるべく考えていくわけですが、それには経験値がものになります。色んな仕事の経験をしているならそこで学んだことを先読み力として活かせられます。
先読み力は必要なことを準備する能力でもあります

また先読み力は何も危機を察知するだけではありません。相手やその計画で何が必要で、どう準備するか?も先読み力になります。来客でよくお茶が出されますがあれも先読み力です。遠くから足を運ぶのでのどが渇いているから潤すものが欲しいと、相手が求めているのを察知していることになります。
またマシンのリニューアルを行いたいのなら、予算費用を算出したりデータのバックアップを取ったりするのも先読み力となります。 先読み力とはつまり、なるべくトラブルが起きないように、またトラブルが起きても十分カバーできるように計画を段取りし、実行していく能力となります。