使いこなせているとカッコイイものの、気恥ずかしくて使えないカタカナ用語は多いものです。最近では「それ、日本語でよいのでは?」と言いたくなる様な横文字も蔓延しており、何かと仕事をしにくい環境になっているかもしれません。特に最近では入社して間もない新人がこれらのカタカナ用語を多用するケースもあり、中間管理職としては頭が痛いところです。ここでは、中高年ビジネスマンが苦手そうなカタカナ用語を分かりやすく解説しています。
エビデンス

直訳すると「証拠・根拠、証言、形跡」などで、よく「根拠を示す」という意味で「エビデンスを提示する」という使われ方をします。もともとは医療業界で使われていたものですが、最近ではIT業界でも使われるようになりました。「エビデンス=根拠や証拠」と覚えておけばよいでしょう。
アサイン

よく「アサインする」という言い回しをしますが、「割り当る」の意味です。人材派遣の業界などでは、「必要なスタッフを割り当てる」という意味で使われます。
コンセンサス

コンセンサスを得るという使いまわしが一般的です。要するに「合意」のことですが、単に「合意」と表現すればいいじゃないかという人もいますが、最近ではコンセンサスも市民権を得てきました。
スキーム

いわゆる「意識高い系」の若いビジネスマンが好んで使う傾向にあります。「枠組みをもった計画」という意味ですが、「事業スキームの作成」「受付から契約までのスキーム」といた具合に、複雑な構造での計画を指します。
アジェンダ

アジェンダも、最近では大学生の間でも使われます。本来は政治家が「行動計画」の意味で使いますが、最近では、会議においての「議題と進行」という意味で使われることが多くなりました。「明日のミーティング用に簡単なアジェンダを作っておこう」という使われ方をします。
ブレスト

たまに「コーヒーブレイク」の意味だと誤解している人がいますが、ブレインストーミングの略です。簡単にいうと「何人か集まってアイデアを出し合うこと」という意味ですが、単なる会議の種類ではなく、その効果から、一つの「アイデア創出技法」の一つとして定着しています。井戸端会議にならないように、あらかじめ「議題」を周知しておき、当日、それぞれがアイデアを出し合い、さらに他社のアイデアを聞いて膨らませることで予想外のアイデアを生む効果があります。