起業はブームですらなくなった

このご時世、現在の会社や仕事内容に何の不満もないという人はそんなに多くないかと思います。かといって短絡的に「起業だ」と会社を辞める行動力まではない人が大半でしょう。一方で、自分と大して年齢も変わらないし特別な人脈やスキルがある訳でもないのに会社をやめて自分のビジネスをスタートさせる人もいます。ひと昔前は、起業というと、「脱サラで飲食店開業」「エリートサラリーマンが人脈を駆使して青年実業家に」というパターンが多かったのではないでしょうか。しかし、最近では誰かが何か商売を始めても周りは驚かなくなりました。それだけ、起業に対するハードルが下がっているのでしょう。
そもそも商売はお金をかけない方がよい

起業に興味がある人でも、やはり最終的にネックになるのが「お金」の問題です。現在では株式会社を設立する際、昔のように1000万円もの資本金を用意する必要がなくなりました。書店でも「お金をかけずにはじめられるビジネス」「小資本ビジネスアイデア」といった種類の指南書をよく目にするようになりました。ネットが普及した現在、店舗や事務所を持たなくても始められるビジネスはいくらでもあるため、多くの人がいつでも自分の商売を始められるようになりました。
失敗しない商売の原則

絶対に失敗しないビジネスの原則として、堀江貴文さんは「利益率の高い商売」「在庫を持たない商売」「定期収入が入ってくる商売」「資本0円か小資本でスタートできる商売」という4つの条件を挙げています。これら4つの条件をすべて満たしていれば、まず失敗しないというものです。特に一人でビジネスを始める際には、在庫は大きなリスクになりますし、「利益率の高い商売」というのは、別に「ボロ儲けをしよう」という意味ではなく、単に「ただでさえニーズが少ないところでビジネスをするのだから薄利多売ではやっていけない」という理屈からきているものでしょう。
超小資本ビジネスのいいところ

この様にスモールビジネスを始めるにあたっては、失敗しないためのルールさえ押さえておけばメリットは沢山あります。まず、「特別な技術や資金が要らない」という点と、「サラリーマンを続けながらも出来る」という点です。ひと昔前は、誰でもできる商売は簡単に儲からないとされてきましたが、現在では、資金0円で始めたビジネスで年収1000万円となるケースも続出しています。1000万円と聞くと非現実的に感じる人もいるかもしれませんが、実際は500万円、700万円という稼ぎ方をしている人は特別珍しくありません。リスクが低い状態で始めたい人にとってスモールビジネスはピッタリではないでしょうか。