差し入れや手土産にプレゼンを

営業マンであれば、取引先へちょっとした手土産を持参して訪問することもあるかと思いますが、どの様にその手土産を選んでいるでしょうか。大抵の場合、「途中のコンビニで」「出先のスイーツコーナーで」など、当日に適当に選んでいるケースが大半かと思います。しかし、一歩先を行く営業マンは、お土産自体にストーリー性のあるものを選びます。例えば、「このお菓子は戦国時代に〇〇が好んで食べていたそうで、その後、狙った領土を手中に収めたそうです。御社のイメージにピッタリかと思いまして」といった具合に、お土産一つにもこだわりを演出することができます。頻繁に行うと過剰演出となりますが、年に1度くらい、こうした手の込んだお土産を用意することで相手に対して強烈に印象付けることが可能です。
客先への訪問は「徒歩で来た感」が大事

取引先への訪問や出先での待ち合わせにタクシーや車を使う場合、どの様な注意を払っているでしょうか。「勝手に駐車場に停めない」「車を降りるまでに支度をしておく」などは気を付けている人も多いかもしれません。相手への印象をもっと効果的にUPさせるには、30メートル位手前で車を降りて「小走りで登場する」ことです。
ほんの少しの演出ですが、実際にこの方法で相手の担当者から「ウチの会社は最寄駅から遠いのに、歩いて来社する営業マンがいる」と話題になった例もあります。当然、その謙虚さが認められ、結果的に受注も取れる様になったそうです。
期日や納期は自ら提案する

顧客との打ち合わせで、「では、こちらから資料にまとめたものをご用意します」「こちらの方でもアイデアを考えてみます」など、ちょっとしたタスクが発生することはよくあります。この場合でも、「明後日の昼までに」「本日16時までに」など、〆切を自ら設けることで「対応が早い」「仕事のスピードが早い」と思わせられます。
3か月単位の大きなプロジェクトなどは、もともと期日が設定されれいるケースが多いものですが、「メールで資料を送る」「顧客が気になっていたことを調べて回答する」など、ほんのちょっとした「約束」については軽視する営業マンが非常に多く、そのなかで、些細な約束でも「確実に守ってくれる」という誠実さが伝われば、それだけで顧客の信頼は得られている様なものです。