忙しい!をNGワードにする

仕事は忙しい人の所に集まると昔から言われていますが、厳密にいうと、「仕事ができるから依頼が多くて忙しくなる」ということかも知れません。仕事に自信がない人ほど、新たな仕事が舞い込んできても「今は忙しいので」と断ります。むしろ、「忙しい」を口癖にしている人ほど、大した仕事量を抱えていなかったりします。もし、社内で「デキるヤツ」と思われたいのであれば、「余裕があるからドンドン仕事回して」とまではいかなくても、せめて「忙しい」を禁句にしましょう。そうすることで、「あの人はあんなに沢山の仕事をかかえているのに、どこか余裕がある」と印象付けることができます。
コンペや提案は「量とスピード」だけで勝負

日本人は勤勉です。その勤勉さが世界に誇るモノづくりのクオリティを支えてきたとも言えるでしょう。しかし、多くのビジネスマンは、一つの仕事に時間をかけ過ぎる傾向にあります。よくあるのが、プレゼンの内容よりもプレゼン資料のクオリティに力を入れたり、レポートを提出する際に新たなエクセル関数やマクロを駆使するなど、制作物に時間をかける例です。これらは「巧遅」と呼ばれ、丁寧だけど遅いと揶揄されます。もし、社内で一目置かれる存在になりたければ「拙速」を目指しましょう。拙速とは、稚拙でありながらも早く遂行するという意味で、日本人サラリーマンが苦手とする考え方です。しかし、あえて拙速を演出するためにも、明日の14時までにアイデアを3つだせと言われた場合、「その日の夜に6つのアイデアを提出」するのです。「質」の面でそのアイデアが優れているかどうかは別として、「翌日の14時と言ったのに、その日のうちに」「3つと言ったのに、倍の6つ」という、「量とスピード」は圧倒的です。
手柄を社内の人間に譲る

もし、部下や同僚と一緒に折衝してきた商談がまとまり、契約に至ったとき、自分の貢献が9割で部下や同僚は簡単なサポートのみで貢献していなかったとします。大物はそこで、あえて手柄を譲るのです。社内の誰もが自分の成果だと褒めてくれていても、同僚や後輩に「担当は自分だけど9割彼のおかげです」と手柄を譲ってみましょう。男として度量が大きいというアピールにもなりますし、味方を増やします。