サラリーマンも節税できる

自営業やフリーランスで働いていると、自然に節税対策を学ぶものです。しかし実は、サラリーマンでも節税が出来るとご存知でしたか?一つ一つは小さな額でも、積み重ねていけば大きなメリットを受けられます。今回は、多くの方が対象になるであろう3つの控除を紹介していきます。
積極的に節税しよう

住宅ローン控除
念願のマイホームを購入したとき、特別にうけられる控除があります。それが住宅ローン控除です。対象は、10年以上の住宅ローンを組んでマイホームを購入し、購入から半年以内に入居し、控除適用を受ける年の終わりまで住んでいる方。また、控除を受ける年の合計所得が3000万以下の方に限られます。だいたい、ローン残高の1%ほどが控除の対象となります。申請には源泉徴収、土地・建物の売買契約書、金融機関などからの借入金残高証明書、住民用が必要です。
医療費控除
医療費控除とは、家族で支払った医療費の合計に対し、控除を受けられるという仕組みです。対象となるのは病院での治療費や薬代、薬局で買った市販の風邪薬、子供の歯科矯正など。ただし、健康増進のための薬や、美容整形はこの対象になりません。医療控除の対象となる医療費から、保険などでカバーできた金額をひき、そこから10万円引いた額が控除額となります。医療費がかさんだ年は、源泉徴収と医療費の領収書などを準備しておきましょう。
特定支出控除
特定支出控除とは、仕事に必要なものに使ったお金に対し、払い過ぎた所得税が戻ってくるというもの。通勤のための支出や、研修にかかった費用、あるいは職場で必要なスーツや得意先へのお土産代などが対象です。控除額は収入によって異なりますが、180~360万円の方は収入×30%+18万円、360~660万円の方は収入×20%+54万円ほどとなります。控除を受けるには、会社からそれらの支出が業務に必要な出費であったと承認される必要があるので注意しましょう。
賢く節税して支出を減らそう
313474802今まで知らなかっただけで、意外にも節税の方法は色々あります。他にも自分が利用できる節税方法はないか、調べてみると良いかもしれません。たくさんの制度を使って、賢く節税していきましょう。