所帯を持っていれば、マイホーム計画や子どもの学費など、将来のためにお金を貯めるということからは逃げられません。しかし、独身時代からずっと「貯金なんて無縁」という生活を送ってきた男性にとっては、「貯金を続ける」ということは、非常にハードルの高い行為とも言えます。ここでは、貯金を何のためにするのかを再確認してみましょう。
残ったお金を貯金するのは間違い
お金がなかなか貯まらない人は「毎月これだけの出費があるから貯金なんて無理」と言います。果たして本当にそうでしょうか。こうした人は、仮に収入が10万円アップしても「貯金に回す余裕なんてない」と言います。では、いくら稼げるようになったら貯金ができるのでしょうか。おそらくいくら稼いでも「貯金しても大丈夫な収入」には到達できないはずです。客観的に見れば分かりますが、貯金が出来ない多くの男性は、この様に「残ったお金を貯金に回す」という発想をしています。この発想ではどんなに自己管理が出来る人でも貯金は続きません。
毎月の貯金は「予算」であり「支払い」と考える
実際に、お金を貯めた人のほとんどは、毎月の貯金額を決めてそれを「支出」として考えています。出費の後に残った金額を貯金するのではなく、「給料が入ったら、家賃や携帯代の様に、先に「出費として計上」しています。余ったお金を貯金するという発想では、「貯金の優先順位」は何番目かが明確でありません。そのため、家賃や光熱費、携帯代に定期代、その他の支払いが済んで5万円ほどが余っても、「何かの出費が発生するかもしれないから」と、財布に入れておき、貯金には回すということはせず、結局使ってしまいます。
貯金を予算として確保するには定期預金がピッタリ
この様に、先に予算として貯金額を確保しておくことがお金を貯めるコツと述べましたが、定期預金はそのためにあるとも言えます。お勧めは、給与振り込み口座として使用している銀行で、「自動積立定期預金」へ申し込むことです。自動積立は、毎月指定日に「引き落とし」という」形で決めておいた金額を「定期預金用預金用口座」へ移します。強制的に引き落しされるため、給料日の翌日あたりに設定しておけば、嫌でもお金が貯まります。