大人の出会いは限られている
サークルや学校、バイト先などでの出会いに溢れた学生時代と違って、社会人、それも中高年ともなると男女の出会いは限られてきます。限られるというより皆無に近いかもしれません。だからこそ、一つ一つの出会いを大切にしていかないと、永久にパートーナーと巡り合うことは出来ないかもしれません。ここでは、数少ない女性との接点を、恋愛に結び付けるために必要な考え方について紹介します。
女性への無理なお願いで意表をつく
「ドア・インザ・フェイス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。似たテクニックで、最初に小さなお願いをして、徐々に大きなお願いへとシフトさせる「フット・イン・ザ・ドア」というテクニックがありますが、これの逆バージョンで、「無理なお願い」から「受け入れやすいお願い」へとシフトダウンすることで、OKを得やすくなるというものです。値段の交渉において日常的に使われます。
恋愛に活かすなら、間接的に使うと効果的です。例えば「僕が考えた落語を今度聞いてくれない?3時間くらいの長編なんだけど」と、「え、3時間も?無理…」と言われる様に、わざと無理難題を押し付けます。次に、「じゃあ落語はやっぱりいいから、カフェで30分だけ俺の悩みを聞いてくれない?」とハードルを下げるのです。こちらとしては、2人きりになる機会を得ることが目的ですが、相手は「3時間から30分」へと難易度が下がっているので受け入れやすくなるという訳です。
貸しではなく借りを作ることが重要
女性への優しさという観点では、仕事で助けたり、相手を気遣ったり、食事を奢ったり、プレゼントをあげたりと、何かと親切にふるまい、「相手へ貸しをつくる」ことに重点を置く男性が多いものです。しかし、恋愛においては、あえて「借りを作る」ことをお勧めします。女性は「何であの人のためにこんなことしなくちゃいけないのよ」と、始めは不満に思いますが、「ごめん!ありがとう、助かったよ」と、能天気な態度で接することで、「私はこの人と親しいから頼みを聞いているんだ」と、いつの間にか「自分に都合のよい解釈」をします。これは、「手のかかる子ほど可愛い」という母性本能にも通じるものがあります。