恋愛も営業も人の興味を引くという意味では同じ
営業マンは恋愛もイケイケという男性が多いものです。一見大人しそうに見えても、営業職という特性を活かして女性を口説いているのかもしれません。というより、女性に対しても顧客に対しても、自分を売り込むスキルこそが結果に繋がるものです。ここでは、恋愛にも使える営業心理テクニックを5つ紹介します。
バンドワゴン効果
バンドワゴン効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか。決して「バンドマンが移動するワゴン車」ではありません。「人は、人気の商品やサービスに関心がいく」という心理状態を指したもので、バンドワゴンとは、「行列の先頭を行く馬」のことで、まさに「勝ち馬に乗りたい」という人々の心理状態を表しています。
よくあるバンドワゴン効果の例は、「閑古鳥が鳴くガラガラのラーメン屋さん」と「行列を作っているラーメン屋さん」があった場合、後者にますます人が流れていく様を指します。日本人は特に「売れているもの」に弱いと言われていますが、恋愛においても「あの人モテるらしいよ」と噂になれば、勝手にモテるという理屈ですが、その噂をどう演出するかがカギとなります。
アグリーの法則
人間は自分の言動に対して責任をもつ習性があり、「自分で言ったことと矛盾する行動をとりにくい」という心理を利用したセールステクニクのひとつです。「一貫性の法則」とも呼ばれていますが、こちらの方が馴染みがある呼び方かもしれません。よくある例が、画廊で「この絵、いいと思いませんか?」「はい」「予算さえクリアしたら買って部屋に飾りたいと思いませんか?」「えっ、まあ予算さえクリアしたら・・・」「実は分割払いも出来るんです。買わない理由はありませんよね」という、実際にはもう少し巧妙なセリフですが、大体こういった流れです。
これを恋愛に生かすには、「同僚同士は助け合うべきだよね」「そのためにもそれぞれお互いのことを知らないと」「普段からコミュニケーションが必要」「そういえば、〇〇さんとはまだあまり話したことはないね」「今日食事に行かない?」と、基本的にはこういった流れです。
返報性の法則
返報性の法則も割と有名です。いわゆる「恩を受けたらお返しをしないと気持ちが悪い」「借りをつくると返したくなる」という心理です。最も代表的な例が、スーパーでの試食販売です。極端ですが「試食とはいえ無料で食べておいて買わないと申し訳ない」という心理状態になり、ついつい買ってしまうというものです。