女性の心理は難しい
ホテルへ誘うにしろデートや食事に誘うにしろ、女性からOKを貰える条件は何でしょうか。もちろん、恋愛に関することなので、「女性から好かれているかどうか」「女性から興味を持たれているかどうか」など、相手からの好意に左右されます。ストレートに「付き合ってください」「二人で飲みに行こうよ」と誘ってOKをもらえるとしたら、それは、すでに好かれているので、テクニックでも何でもありません。
しかし、世の中には、「自分に好意がない女性」をも簡単に落とすプロがいます。ナンパのプロやスカウトマンの男性は、驚くほどの確率で歩いている女性の足を止め、さらにはAVに出演させる交渉まで成功させてしまいます。彼らはイケメンだからでしょうか?もちろん、ルックスは、女性からの好印象を支える一つの要素ではありますが、ルックスだけで落とせるほど女性は甘くありません。
二者択一で迫る
女性に何かをOKさせるテクニックとして、「二者択一」があります。セールスマンが昔から使う基本テクニックなので使い古されている感はありますが、まだまだこの二者択一は使えます。「一緒に食事どうですか」と誘われれば「ちょっと予定があるので」と断りますが、「和食とスペイン料理ならどっちがいい?」と聞かれたとしましょう。女性の思考はデートへの誘いにどう断るかよりも、既に「和食とスペイン料理ならどちらが好きか」「スペイン料理って食べたことがない」などに考えが集中し、「断る理由」を考える隙を与えません。そして「和食」と答えても「スペイン料理」と答えても、「じゃあそれ行こうか」と、やや強引であっても流れを作ることができ、女性も「食べたいものを答えてしまった」以上、「いや、行くとはいっていない」と、意外にも言い出しにくいものです。男性であれば、「好きな食べ物を選べと言われて答えたけど、一緒に行くかどうかは別問題」と断れますが、女性は、既に自分で肯定してしまった以上、断ることの心理的ハードルが予想以上に高いものなのです。断るハードルを高くするためのポイントは、会話のなかで女性に沢山の肯定的な発言をさせることです。「アレ美味しいよね、じゃあ食べに行こう」「海好きだよね、じゃあ今から行こう」などと、後から言い逃れできなくするための仕掛けを沢山いれることで、断るハードルが高くなっていくのです。