いわゆる「大義名分」に弱い女性
女性の行動原理とは何でしょうか。女性は「感性で動く」「感情の生き物」などと言われていますが、その感性も実は曖昧だったりします。「日焼けしてマッチョな男性が好き」という女性が、色白でナイーブそうな男性と付き合っていたり、「パンケーキが食べたい」と言いながら向かった店で、スイーツどころかパスタを注文していたりと、なかなか行動が読めません。
一方で、「セックスをした理由」について聞かれると、多くの女性は「彼がしたいって言ったから」という、主体性のない答え方をします。女性同士でランチに行くとき「どこにするー?」となかなか決められない状態が続いた挙句、自分の意見は出さずに「○○ちゃんが行きたいならそこへ行こうよ」と、あくまで、「人がそうしたいから」と、そこに主体性はまたくありません。
実は、女性は「理由があれば大抵のことはできる」と言われています。もちろん、「理由さえあれば、望んでいない行動も受け入れる」という訳ではありません。もっと正確に言えば、「自分がしたいこと」「してもいいと思っていること」を「人のせい」「状況のせい」、つまり「大義名分」を用意されることによって、「自らの意思で選択した」という責任から解放されれば、驚くほど何でも受け入れるということです。
女性は生存のために人の意見を重視する
女性は古代から、「周囲との共感や協調」を大切にして生き残ってきました。食料を確保する能力や危険から身を守る能力がないため、他人と強調することで、コミュニティに所属して生き残るのです。「学生のサークル内では部長がモテる」「社会的地位が高い男性がモテる」など、客観的にみても、女性が男性を受け入れる(男女の仲になる)のは、女性の生存本能が由来していることがわかります。
キスする大義名分とは
男女の飲み会で行われる「王様ゲーム」がありますが、「2番と6番がキスをする」といった過激な内容でも、意外にも多くの女性が受け入れています。ここで断ってしまったら「場がシラけてしまう」「皆もやっているから」という状況のなかで断れないのでしょう。断れないどころか、ゲームを理由にして「前から気になっていた男性とキス」することを望んでいたというケースもあるでしょう。
これと同じく「キスする大義名分」がある状況を作ればよいだけです。例えば、「カップルがイチャつくバー」「夜の公園」などで、周りを見渡したときに、多くのカップルがキスしている状況が理想的です。冷静に考えれば、全く理由になっていない「皆がしているからしよう」という理由も、王様ゲームのそれと大差ありません。コツは、理由を「認識させる」ことです。