紫外線は年々増加傾向です
赤ちゃんが生まれたら、健康のために日光浴をさせましょう!これが昔の常識でしたね。でも、1998年の母子手帳からは日光浴という文字が消えており、外気浴の推奨に変わっているのをご存じでしたか?外気浴とは、外気にふれるということで、直接日光を浴びましょうということではありません。
気象庁では1990年代はじめから紫外線量の観測をしていますが、残念なことに、地表に届く紫外線量は年々増加しています。もちろん四季を通しての増加ですから、紫外線対策が必要なのは夏に限った話ではなくなっているのです。
男性こそ日焼け止めが必要
たいていの女性は、基礎化粧品で日々の保湿とケアをしています。今どき市販されている化粧下地やファンデーションなら、すでに紫外線対策されているものがほとんどです。
これに対して男性は、基礎化粧品はローションだけで、乳液による保湿をしないというケースが多いため、角質層が弱っています。その他にも、ヒゲソリやスクラブ洗顔など、日常的に肌を痛めがち。そんな男肌は、紫外線のダメージを受けやすくなっています。
紫外線(UV)ケアの基本
紫外線には、2つの種類があります。ひとつめがUV-Aで、ボディブローのようにゆっくり肌にダメージを与え、シミやシワの原因です。ふたつめはUV-B、肌が真っ赤になる炎症や水ぶくれを引き起こします。また、UV-Bは皮膚がんの原因にもなります。
日常使いなら、数値はSPF30、PAは++程度で十分です。また、運転するならサングラスを忘れないでください。目から紫外線が入ると、脳がメラニンを作ろうと反応してしまいます。
日焼け止めの塗り方
さっぱり系から乳液タイプまでさまざまですが、日焼け止めは擦りこまないのがポイントです。両手にのばしたら肌の上にまんべんなくおいて、それを何度か繰り返します。何層ものベールを重ねていくイメージですね。
汗や水に強いウェータープルーフの日焼け止めが魅力的に感じるかもしれませんが、ウォータープルーフは必ず毎回クレンジングをしなければなりません。女性なら、そもそもメイクを落とすのでクレンジングをしますが、夜は軽めの洗顔だけという男性には向いていません。