嫌なにおいは最悪の印象を与える
脳の働きの中で、五感のうち嗅覚だけが記憶と直結するとご存知でしょうか。初対面の人にあなたがどんな素敵な態度でいても、もしもにおっていればあなたはのことをそのにおいと共に覚えてしまうのです。あなたがジェントルマンなおじさま的行動をとっていても、その人はにおいのきついオッサンと認識している可能性があります。
しかもやっかいなことに、自分のにおいというのはなかなか気づけません。知らないうちに異臭を放つことのないように、ここで簡単にできるにおいケアについて学んでおきましょう。
体のにおいは汗が原因
汗でにおうのは、何も夏場だけではありません。冬もオフィスやカフェなどの暖房が利きすぎていて、じんわりと汗をかいた経験がおありかと思います。この汗が体臭として、他の人を不快な気持ちにさせてしまいます。
汗に対しては、こまめな対策が必要です。まず、汗は乾くとにおいが強まります。ですから、汗をかいたら乾く前にふき取りましょう。このとき、一度濡らして絞ったタオルやハンカチでふき取った方が、肌に必要な水分を残しさらなる汗をかかずに済みます。また、制汗剤は無香料か香りの薄いものを使いましょう。わきへの制汗剤はスプレータイプよりもクリームなど直接肌にぬるタイプの方がにおいを抑えてくれます。
足のにおいは靴の対策で緩和される
飲み会に行ったら座敷席で、足のにおいを心配して靴を脱ぎたくないと思った経験はないでしょうか。実際に足は毎日コップ一杯の汗をかいているという説もあり、多くの人が悩んでいます。そんな足のにおいを抑えるには、どうすればいいのでしょうか。
一番簡単に緩和するには、毎日同じ靴をはくのはやめることです。一日かけてじんわりと靴底までしみた足の汗は、一晩では乾ききりません。丸一日置いておけばOKですが、どうしても翌日も履かなければいけない場合は、一晩乾燥材を入れておくといいでしょう。
口のにおいのケアは早めに
身の回りに、一人や二人は口臭のきつい人がいるでしょう。口のにおいは自分で離れてしまってわからないので、自覚がなくてもケアをしておいて損はありません。
まず、口臭の原因となる舌苔から始めましょう。思いっきり舌を出してみて白っぽければ、舌苔が付着しています。1日1回柔らかめの歯ブラシで奥から手前に引くようにして磨きましょう。また、舌苔がない人でも口が乾くとにおいが発生します。意識してこまめに水を飲むだけで緩和されるでしょう。最後に、咳をしたときに白い粒のようなものが出る人は要注意です。これは膿栓という食べ物のカスなどの塊で、強烈なにおいを発します。これがよく取れる人は、毎日喉の奥まで水が行くように意識して、うがいをすることをオススメします。
嫌なにおいしらずの素敵なおじさまに
悪臭を放ってオッサンといわれるよりも、素敵な匂いのおじさまと呼ばれたいですよね。しかし、嫌なにおいの上から香水などをかけては逆効果、まずは自分自身のくささを取り除くことが大切です。ここで紹介した3つのポイントを気にかけて、不快なにおいのしない素敵なおじさまになってください。