若返り効果のある魔法のホルモン
成長ホルモンといえば、子どもが成長するのに必要なホルモンです。しかしこのホルモン、大人になってからもわずかながら分泌します。しかも、医療関係者によると、分泌量を増やすことにより若返りの効果が得られるとのことです。具体的には新陳代謝が上がり、肌のターンオーバーを促し、筋肉を成長させます。これらの効果により、見た目年齢がぐんと若くなります。
今回は、この成長ホルモンを増やす方法をご紹介します。どんどん分泌させて、若い身体を手に入れましょう。
ゆっくりな運動が成長ホルモンを分泌させる
運動は成長ホルモンの分泌を促します。傷つけた筋肉が修復する過程で、成長ホルモンがたくさん分泌されるのです。コツは、速い動きではなくゆっくりとした動きの運動をすることです。
オススメは、スロートレーニングと呼ばれる筋トレです。特にスクワットが自宅で簡単にできて初心者向きでしょう。まず足を開いてゆっくりと腰を下ろし、膝が直角に曲がったところで直立姿勢に戻します。一度しゃがんでから直立に戻るまで、6秒以上の時間をかけてゆっくりやりましょう。10回×3セットを目安に続けてみてください。
食事は2つのポイントに気を付ける
成長ホルモンを分泌させるには、「何を食べるか」「いつ食べるか」の2点が肝心です。まず、「何を食べるか」についてですが、大切なのは良質なアミノ酸を摂取することです。アミノ酸には複数の種類があるので、肉、魚、卵、大豆食品など色々な食品から摂取するよう心掛けてください。
そして、「いつ食べるか」については、一言で言えば空腹を感じてからです。人間は空腹になると低血糖状態になり、それを解消するために成長ホルモンが作られます。一日のうちに空腹を感じる瞬間を作るよう、無用な間食は避けましょう。
寝始めてから3時間を大切に
成長ホルモンは、寝始めから3時間で分泌されます。ここでいかに良質な睡眠をとれるかが大量分泌できるかどうかの鍵になるのです。
この3時間を良い睡眠にするためには、寝る直前にブルーライトを浴びないことが大切です。スマホやタブレットをベッドで使う習慣がある人はすぐにやめましょう。また、寝る前に何かを食べてしまうと、成長ホルモンの分泌ではなく食べ物の消化にエネルギーを使ってしまいます。夕食は寝る3時間前にとるのがベストです。最後に、体温を調節しましょう。ベッドに入る1時間前までに、ぬるめのお湯にゆっくり浸かります。そうすると寝始めの頃に体温が下がり始め、寝つきがよくなります。このように快適な睡眠環境を作り、成長ホルモンをたくさん分泌させましょう。
運動、食事、睡眠が成長ホルモンを左右する
いかがでしたでしょうか?成長ホルモンを分泌するには、ゆっくりな運動、アミノ酸のとれる食事、寝始めてから3時間の睡眠が大切です。何も工夫をしなければ、年齢を重ねるごとに分泌量はどんどん減っていきます。ここでご紹介したコツを実践すれば分泌量が増え、新陳代謝が上がり老化をストップします。さらには肌の調子もよくなり、見た目年齢も若返ります。ぜひ意識して成長ホルモンを分泌させていきましょう。