努力が結果に反映されない理由とは
「給料が安い」「家を建てたい」「営業成績を良くしたい」「筋トレして逞しい身体になりたい」「ダイエットしてメタボ腹をへこませたい」など、誰しも人生においての目標はいくつかあるかと思います。当たり前ですが、これらは「不本意な現状」から抜け出し、「理想的な状態」へ到達したいという欲求です。
そのために、多くの人は「ジョギングをはじめる」「資格取得の勉強をする」「自己啓発セミナーへ参加する」「ビジネス書を読む」などの必死な努力を試みますが、努力しているにも関わらず、「一向に今の状況から抜け出せる気配がない」という人がほとんどです。
努力が結果に伴わないのは、能力の差でしょうか。生まれ持った身体能力で差がつく要素があるスポーツなどではそうかもしれませんが、実は、目標達成のカギは「潜在意識」が握っていると言われています。
努力の意味を理解していない
「痩せたい」「お金持ちになりたい」「仕事で認められたい」「資格を取得したい」など、日本人の抱く願望や目標の多くは、大抵の場合、インターネットや書籍から解決策を得られます。「努力をしているのに目標を達成できない」という場合、単に、その「努力が足りない」という可能性があります。例えば、「5㎏痩せるために2kmのジョギングを3か月続ける」という目標を掲げたとします。しかし、ほとんどの人が「雨が降ったから」「残業があったから」「お酒を飲んでしまったから」などの理由で、「欠かさずに続ける」ことが出来ていません。実際、自分に課した日課を、本当に「どんなことがあっても」続けられる人はあまりいません。この例だけを見ても、結果が出ないと嘆く人の多くの人は、やはり「努力をしているとは言えない」のです。
人間の潜在意識は変わることを望んでいない
では、欠かさずに「必要なことをやり遂げる」人と、そうでない人の差は何でしょうか。それは「潜在意識」です。潜在意識レベルで「そのゴールを強く願っているかどうか」ということです。もっと正確にいうと、「本来、自分は体重○㎏だ!こんなデブな体型は自分じゃない!」と強く思えているかどうかの違いです。そして、多くの人が「デブな自分」が本来の自分だと潜在意識レベルで認識しているため、ジョギングの日課を妨げる雨が降った場合にも、頭では「雨程度で休んでいては目標なんて達成できない」と理解していても、あっさり「今日はやらない」という選択ができてしまうのです。これは、潜在意識が行動に強く影響している証拠です。