あなたの字、綺麗ですか?
突然ですが、あなたは綺麗な字が書けますか。最近は直筆よりも、PCやスマホ、タブレットなどで文字を打つ機会の方が圧倒的に多いですね。とはいうものの、まだ自分の手で描く機会も避けられません。せっかくなら綺麗な文字をかけた方が、大人として素敵です。今回は、文字にコンプレックスを持っている人も最低限のレベルの字が書けるようになる、基本中の基本ポイントをご紹介します。
どれだけデジタル化していても、綺麗な字を書くメリットはある
今やPCなどで打ち込まれた字の方が、書く機会も読む機会も多いですね。しかしそんな時代においても、綺麗な字を書けることにはメリットがあるのです。
まず、他人からの評価が高まります。履歴書がそのわかりやすい例でしょう。能力や資格が同じくらいの人の履歴書を2枚並べた時、なんとなく字が綺麗な履歴書の方が有能に感じられることでしょう。また、職場でちょっとしたメモをまとめるよう頼んだ時、出来上がった字が汚いと「やっつけ仕事だったのか」と思い、字が綺麗だと「よくまとめてくれた」と思うものです。その人の本質や仕事の出来栄えが、字が汚いという理由によって低い評価がくだされてはもったいないですね。
また、字が綺麗だと恥をかく機会がかなり減ります。あとで自分で読み返すだけだからと乱雑にとったメモを、予想外に人に見せるはめになったことはありませんか。また、そうしてとったメモをデスクにおいておいたら、たまたま上司や同僚の目に触れたことはないでしょうか。そうしたときに綺麗な字であれば特に何も思われないでしょうが、汚いとちょっと恥ずかしい思いをしてしまいます。
基本ポイントその1 正しい姿勢で書く
綺麗な文字を書く第一歩は、正しい姿勢をとることです。つい紙の上に身を乗り出してしまいがちですが、背筋を伸ばして座りましょう。背もたれによりかからず、お腹と机の間は若干の隙間を作ってください。ひじはのせず、脇は楽に動かせるよう締め付けないでください。
基本ポイントその2 ペンを正しく持つ
字が汚い人の多くは、そもそもペンの持ち方を誤っています。親指、人差し指、中指をくっつけて、その間に通すような形が正しい持ち方です。手のひらには卵が入るくらいの空間をあけ、ふんわりと持ちましょう。力を入れすぎると手が固くなってしまい、思うような直線や曲線を書けません。ペンを支える最小限の力を使いましょう。
基本ポイントその3 サイズと中心線をそろえる
一つ一つの字を綺麗に書くのには時間がかかりますが、サイズをそろえるのは簡単ですぐにできます。漢字はひらがなよりも若干大きめで、大きさを統一しましょう。また、文がガタガタにならないよう、まっすぐ書くことも必須です。この2つを徹底するだけで、字の綺麗さは変わらなくてもかなり綺麗に見えるようになります。
基本を押さえて美文字に近づこう
今まで何十年も文字が汚かった人も、努力すれば綺麗な文字を書けるようになります。そのため、美文字の練習は何歳からでも遅すぎるということがないのです。これらの基本を抑えて、綺麗な文字を書けるようになりましょう。