カタカナ用語が多い昨今

私達日本人として日本語そのものが地味に感じ、英語だとクールで使っていて楽しいと思われます。例えば「右」や「左」だととても地味に感じますが、「ライト」や「レフト」だととてもクールに感じてしまいます。
簡単な言葉でさえもそうだから、住宅をハウジングにすればオシャレに思うのは当然で、それだからか特にカタカナの横文字がかなり多い風潮です。インフォームドコンセントやリノベーションなどつい最近出てきたようなカタカナ用語がなんと多いことか‥。
それには「ググれ」と言う言葉があるように分からなければ聞けばいいでしょ?みたいな、ネット上で簡単に言葉を検索できる時代だから昔よりも同じ意味でも言葉を多めに作っても罪悪感がない。と言うのがあると思います。
カタカナにした方が分かりやすい

しかし日本語だと余計に分かりづらい言葉もありますし、元々カタカナ用語で染み付いているものをいちいち日本語にする必要もありません。例えばIT用語はカタカナ用語のオンパレードです。IPアドレスやプロトコル、ユビキタス社会など妙にカタカナが入っていて困惑する言葉も多いのですが、IP住所や通信規約とするとちょっと堅苦しく感じたり余計に意味が分からなくなったりします。そしてユビキタス社会は、ようは社会のありとあらゆる所にコンピュータがあるから、それの恩恵を何時でも受けられる社会と言う意味ですが、これを日本語でコンピュータ恩恵社会と言うよりユビキタス社会にしたほうが視認しやすくて分かりやすいと思います。
IT用語のも抽象的な意味が多いから、それをカタカナ用語にしてしまうのです。
適度にカタカナを使いたい

日本人は元々英語とカタカナ、ひらがなや漢字などバランス良く使って視認的にも分かりやすくしている人種です。カタカナ用語を使うのは決して悪いことではありません。ただあまりにも言葉のカッコ良さに惹かれて、元々定着している日本語用語まで、カタカナにしてしまうのは日本人の自分で勝手に思っている劣等感まる出しみたいでカッコ悪いと思います。
自分で新たにカタカナ用語を作るのはさらに変です。例えば「ハイパーテキストライター」と言う肩書きを作れば、言葉の一つ一つはまだ理解できるので良いですが、まるで自分を取り繕うと必死みたいに感じます。