ネット上の記事の問題点

まとめサイトなどネット上にある記事が最近問題になりました。これには様々な法律が関わっているのですが、定義を調べると共に問題点も解説していきます。
薬事法の定義

薬事法を聞いたことがある人もいると思いますがまず現在薬事法と言う名称はありません。2014年11月25日に薬事法の改正と共に名称が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」へと変更されました。
その薬事法の元祖は1960年に誕生し現在は保健衛生上、安全に使用し危害とかがないようにと厳しく制定されています。
通称「薬事法」はネット記事にも勿論適用されます。例えば「絶対やせる!」断言するのは、『安全に使用し危害とかがない』と言う観点で引っかかるのはNGですし、「アンチエイジング効果があります」と書いてもNGとなります。
このような薬事法に引っかかる表現は想像以上に多く、多くのライターが頭を悩ませています。
転載と引用の定義

転載と引用の定義は著作権法上的にも両方も「人の作ったものコピーしている」と言う共通点があります。まずコピー自体は違反ではありません。なぜなら個人的に愉しむ分には法律的に問題はないからです。次に転載と引用はどちらも公(限定的のも含む)に人に見せる共通点もあります。
転載の場合は人の作ったものを丸ごとコピーしてみせるのに許可が必要ですが、引用はその一部だけコピーなら許可を取る必要はありません。ただしちゃんと元の著作権がどこにあるか明記する必要があり、自分で作ったオリジナルの部分が多くなければいけません。
ちなみによく新聞社などに「転載は禁止です」と言う注意書きがあり、それなら「引用」なら大丈夫か?と言う疑問が出ます。とりあえず著作権元からその引用は転載になると訴えられるんじゃないかと?と恐れられています。
リライトの定義

リライトとは文章を書き直します。例えば「今日は雨が降っていたので外出時に不便でした。」と言う文があれば、「今日は雨が降り止まず、その状態で外に出て結構難儀した。」と書き換えます。意味は同じだけど文章自体が違います。そして無断で人の文章をリライトして公開するのは著作権違反となります。
まとめ記事などではオリジナルと称している部分でリライトが多く、問題となりました。