今「落語」ブームが来てる!?
江戸時代から続く伝統芸能「落語」。みなさんはおじいちゃんや一部の好事家達だけのものと思っていませんか?
どうやら今その状況に異変が起きているようです。
昔ながらの演芸場に足を運ぶのはちょっと敷居が高いように感じる人も多いと思いますが、最近では居酒屋やカフェ、はては都電!? などいろんな場所で頻繁に落語会が行われています。
そういった気安さや、若手イケメン落語家の登場などもあり「落語」にハマる若い女性も増えているようです。
東京・渋谷のユーロスペースというオシャレな場所では、芸人サンキュータツオのキュレーションによる初心者でも楽しめる「渋谷落語」が毎月開催されています。
■渋谷らくご : http://eurolive.jp/shiburaku/
ブームに火をつけたTVアニメ『昭和元禄落語心中』
既に第2期の製作も決定している雲田はるこ原作のアニメ『昭和元禄落語心中』
昭和の落語会を舞台にした、噺家の愛しき素顔と業を描いた物語は、一見地味ながらも多くの反響を呼んでいます。
ご覧になった方は分かると思いますが、現代社会では失われつつある大人の色気がそこにはあります。日本が誇るべき粋の文化がそこにはあります。儚くもも切ない愛の形がそこにはあります。
■昭和元禄落語心中 : http://rakugo-shinju-anime.jp/index.html
著名人にも落語好きな方は沢山いますが、一様に言える事は皆さん「大人の色気」を持っているという事です。これはもう落語を聞かない手はないんじゃないでしょうか?
あの人気ドラマでもキーになった落語
こちらもマンガ原作の作品ですが、松田奈緒子原作のTVドラマ「重版出来」も話題となりました。
この作品で描かれるのは漫画家と出版社の世界。主人公の新人編集者が奮闘するお話ですが、これに重要なポジションで過去にトラウマを持った才能ある漫画家(の卵)が登場します。誰にも心を開けず自分の殻に閉じこもる彼は、自分の才能に見切りをつけて田舎に帰る先輩から貰った落語の入ったプレーヤーを聞くことで徐々にその殻を破っていきます。
このくだりは、原作ではもっと深い意味が込められているのですがここでは省きます。
■重版出来 : http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/
「落語」には先人の知恵や生きるヒントが詰まっています。深みのある大人を目指すあなた、趣味に「落語」を加えてみていかがでしょうか?