奥深いコーヒーの世界

家や職場で、コーヒーを飲む機会は多々あるでしょう。多くの人は、ただそこにあるコーヒーをなんとなく飲んでいるだけにすぎません。しかし、ある程度年齢を重ねたら、大人の嗜みであるコーヒーについての知識を深めてみてはいかがでしょう。
コーヒーの基礎知識

ストレートとブレンド
コーヒーを飲むとき、その飲み方は2つに分かれます。それは、単一のコーヒー豆で飲む「ストレート」か、複数の豆をまぜる「ブレンド」かというもの。ストレートはその豆の特徴をじっくり味わえ、ブレンドは組み合わせ次第で好みの風味や味を実現できます。コーヒー豆の違い
一口にコーヒーといっても、豆によってその味は全く違います。ここでは、よく売られている種類に限定して、それぞれの違いを簡単にご紹介しましょう。キリマンジャロ:タンザニアのキリマンジャロという山のふもとで育った豆。甘いコクがあるものの、程よい酸味と苦みがあり、非常にバランスがよくとれている。
グァテマラ:メキシコの隣グァテマラが原産地。苦みと同時に感じる酸味は、果実香でやや強め。
エメラルドマウンテン:アンデス山脈のふもとで栽培され、芳醇な香りが特徴的。香りが甘く、苦みは柔らか
モカ:コーヒーの歴史の中でも、古くから多くの人々に親しまれている。酸味が強く、フレッシュな香りから日本人に人気。
美味しいコーヒーの淹れ方
ここではドリップ式の淹れ方をご紹介します。まずドリッパーにフィルターをセットし、粉を入れてください。この時軽くゆすって、表面を平らにします。次に、80℃くらいまで温まったお湯を、出来るだけゆっくりといれます。お湯が沸騰していたり、勢いよく入れてしまったりすると、雑味が出てしまうので気をつけましょう。全体がしめる程度にお湯を入れたら、30秒おきます。これを「蒸らし」といい、この時間を設けることで味が豊かになるのです。すると粉が膨らんでくるので、その高さを保つようにゆっくりと残りのお湯を入れてください。これで美味しいコーヒーの完成です。
美味しいコーヒーを飲もう

今までなんとなく飲んでいただけのコーヒーですが、たったこれだけの基礎知識があるだけで自分好みの味が飲めたり、いつもよりハイクオリティな味になったりします。コーヒーの世界は奥深く、ここで紹介したのはほんの入り口にすぎません。興味がわいたら、色々な豆を取り寄せたり、カフェに行ったりしてみましょう。