シン・ゴジラ
脚本・総監督:庵野秀明/主演:長谷川博己・竹ノ内豊・石原さとみ
エヴァンゲリオンの庵野秀明が総監督を務める実写映画ですが、「想像以上にエヴァンゲリオンの世界だった」という声があちこちから聞こえてきます。東京湾で起こった謎の水蒸気爆発と、首相官邸のもとへ入った報告と対応を迫られる日本政府の醜態。水蒸気爆発の原因は、海中に潜伏する巨大生物、ゴジラ。ゴジラが存在する空想科学の世界で、日本政府はどんな対応をするのかがリアルに描かれており、ある意味「風刺映画」という評価もあります。ストーリーの流れ自体は非常にシンプルで、「突然ゴジラ現る」→「日本中パニック状態」→「ゴジラを倒すぞ!」というハリウッド映画にも通じる構成です。全編に渡って石原さとみが登場するため、ゴジラ自体に興味がなくても石原さとみを鑑賞するための映画としても楽しめます。
アルマゲドン
監督:マイケル・ベイ/主演:ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リブ・タイラー
これは1998年のとっても有名なアメリカの映画です。エアロ・スミスの「I Don't Want To Miss A Thing Aerosmith」という主題歌を聞いたことがある人は多いと思います。ネタバレをしないように簡単に内容を書くと、地球に巨大隕石が落下してきてこのままでは人類が死滅してしまう。とここまでならよくある話ですが、その隕石に対応するのが国家直属の誇り高いチームなどではなく、石油の掘削作業者なんですよね。石油の掘削作業者というのはもう宇宙とはなんにも関係のない人たちで、みんな性格も癖が強すぎる人ばかりです。そんな作業者達がどうやって地球を救うのか?それが見所です。
「HEAT」
監督:マイケル・マン/主演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ
デニーロ率いるプロの泥棒チームと、パチーノ率いる警察の対決という、ありふれたテーマではあるが、何と言っても登場人物が全員カッコよくて渋い!
そしてマイケル・マン監督の男をかっこよく撮る才能が遺憾無く発揮された作品だと思う。
特に夜のシーンは、画を見るだけでマン監督とわかるほどの素晴らしさ。
プロの仕事の格好良さを目に焼き付けて、自分の仕事にも誇りを持てるようになろうという、意欲が湧いてくる作品だと思う。