ブラックジャックによろしく/佐藤秀峰
殆どの人がタイトルは聞いた事があるであろう有名な医療漫画。医療現場で奮闘する主人公を通じて、命の尊さを実感できます。また私の様に少しでも医療に携わる仕事をしている人であれば、この漫画を読む事で責任を持って仕事をしないといけないという思いが生まれます。また、転職などで初めて医療に携わる仕事に就く人が読めば医療現場の現実を知る事ができます。医療系の漫画は沢山ありますが、一番心に残っている漫画ですので今回紹介させていただきました。
昭和元禄落語心中/雲田はるこ
私が元々落語が好きだということもあり、このような落語を題材にした漫画が発売されることを知った瞬間に読んでみたくなりました。この漫画の簡単なストーリとしては、2人の落語家を中心とした過去の話と、突然入門してきた一人の落語家を中心とした現代(昭和)の話が折り重なりながら進行していくというのが主なストーリーの柱なのですが、それぞれのキャラクターに落語でいうところの業が表現されており、人間の欲や器の小ささなどがよく描かれているなと感じました。そして、物語のストーリーと落語のストーリーが絶妙にリンクし合って思わずグッとくるところがあります。
百姓貴族/荒川弘
鋼の錬金術師やアルスラーン戦記でお馴染みの荒川弘が描いたアグリカルチャー漫画です。
ご実家が北海道の牧場兼農家をされていて、農作業についてや酪農、廃棄されてしまう食材について、北海道ならではの害獣の事。 無敵?なお父様のお話が笑えます。 同時期に連載が始まった銀の匙のウラ話的な位置づけでしょうか?出版社は違いますが。 妊娠・出産後でも連載に穴を開けない荒川弘の秘密は、 このタイトな農作業の賜物なんだと思いました。
もやしもん/石川雅之
菌が見える主人公と菌達を題材にした異色の漫画です。全13巻で完結しています。舞台は農業大学で、ほのぼのとした日常が描かれています。見どころは登場する菌達の可愛らしさです。ゆるキャラを思わせるゆるい菌達によって物語全体のほのぼの感が向上しています。この菌達はぬいぐるみやフィギュア化されていて、結構な人気者達なのです。何も考えたくない様な日曜のお昼頃にリラックスしながら読むと良いですね。そして読み終えればあなたも菌達のぬいぐるみを買いたくなっていることでしょう。