戦争映画はミリタリー好きだけのものではない
歴史が好きという男性は多くいますが、ここでは、歴史に興味がなくても、すんなりと入り込めるオススメの「戦争映画」「実話をもとにした映画」を紹介します。
ヒトラー最期の12日間
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル、主演:ブルーノ・ガンツ
第2次世界対戦にて、ドイツのヒトラーが地下壕で過ごした最期の12日間を描いている映画です。普通、戦争映画といえば、戦争シーンが多いですが、この映画は、基本戦争シーンはありません。地下壕で暮らす、ヒトラーを初め、軍の中枢となる将軍たちや従者の状況や心境を描いている映画です。この映画の最大の見所は、本当に追い込まれ最期にヒトラーが将軍たち全員を、自分の部屋に呼び負けを認めたくないヒトラーの哀愁ただよいながら、訴えるシーンです。これはパロディーとしても結構利用されてるぐらいの有名なシーンです。戦争シーンを観たくない方や他の視点から、戦争映画を観たい方におすすめです。
HACKSAWRIDGE(ハクソー・リッジ)
監督:メル・ギブソン、主演:アンドリュー・ガーフィールド
事実に基づいた第二次世界大戦中の沖縄戦での出来事。身体能力に優れている主人公ドス。銃を絶対に持たず、メディカルスタッフとして戦地へ行くことを望むが、銃を手にせず戦地に行くという考えが強すぎて、仲間から暴力を受けるなど、数々の問題が巻き起こる。何とかその状況を乗り越え、激戦地、沖縄へ…。仲間が負傷する中でも決して逃げず、ともに戦い抜き、一人内に秘めた信念を貫こうと奔走する。なぜ銃を持たないか、その理由に隠された、奥深い真実に考えさせられる。戦争を描いたリアルな描写に目をそむけたくなり、戦争をあらためて考える。一方で、現代社会で自分の意思を貫くことに迷う人への励みにもなるような作品です。
硫黄島からの手紙
監督:クリント・イーストウッド、主演:渡辺謙
見どころは、戦争の残酷さを余すことなく伝えるような演出と構成です。実際に日本軍兵士とアメリカ軍兵士が殺しあう場面、兵士が自決を迫られ、それを実行する場面などを、リアリティーのある効果音や、リアリティーをより醸し出す小道具などが引き立てています。また、将兵が手紙を書きながら、家族のことをおもっている場面も、悲しさをより出しています。平和に生き、活動できる現代に感謝し、仕事などに打ち込んでいきたいと考えているときにおすすめです。