王道のハリウッド映画に飽きたときにおすすめの映画
レンタルDVDで立て続けに映画を見ていると、「またこのパターンか」と飽きがくるタイミングがあります。そんなときにおすすめの「少し変わった映画」を4本紹介します。
リボルバー
監督:ガイ・リッチー脚本:ガイ・リッチー、リュック・ベッソン
主演:ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ
豪華製作スタッフ・キャスト、見どころの一つとしてジェイソン・ステイサムの髪が長い、そしてお美しい。彼が演じるジェイク・グリーンという男が儚げにも生き抜くさまが本当に美しいです。そしてレイ・リオッタ演じるドロシー・マカという男の堕落していくさまに胸が痛くなります。ストーリーは1回観ただけで把握できません。何回か観ると「あ~なるほど、そうだったのか!」となりますが、また観ると「あれ?私の思い違い?勘違い?」と何ともトリッキーな映画です。この映画では、ガイ・リッチーには珍しくオペラやピアノ音楽が使われており、このナサニエル・メカリーの音楽や音響が不気味で何だか中毒性が高いような気がします。
プリズン・オブ・ファイアー
監督:リンゴ・ラム、主演:チョウ・ユンファ
香港のとある刑務所に、誤って人を引き殺してしまった青年が入所してくる。周りは狂暴な男や殺人犯ばかり。部屋の片隅で身を縮める青年に陽気に声をかけたのはユンファ扮するベテラン(?)囚人。青年はベテラン囚人と行動を共にしながら、過酷な刑務所生活を乗り越えていく。殺伐とした刑務所、極悪非道な看守、同じ囚人グループ内での壮絶ないじめ、これだけ悪の要素が揃いながら何かコミカルで、楽しく見れるのはユンファの演技によるところが大きい。人生のどん底にあると思ったら見てほしい作品です。
殺しのナイフ/ジャック・ザ・リッパー
監督:ロウディ・ハリントン、主演:ジェームズ・スペイダー
ジェームズ・スペイダーがまだ若かりし頃の映画で、切り裂きジャックを元ネタにしたサスペンスです。まだ当時は彼も有名ではなかったように思います。私は深夜にたまたまこの映画を見て、「知らない俳優ばかり。どうせB級映画だろう」とタカをくくって見ていたのですが、とても面白くてハマってしまいました。ヒロインのシンシア・ギブが魅力的で、殺人魔に狙われてハラハラドキドキしながら手に汗握って見ました。あまり有名ではない映画かもしれませんがおすすめです。
サバイバル・ソルジャー
監督:ロブ・メルツァー、主演:アダム・ブロディ
最近の映画で、ジャン=クロード・ヴァン・ダムがちょっとズレた教官役です。ヴァン・ダムも年を感じさせるので、あまり期待していなかったんですが、意外と面白いです。B級コメディという感じです。ストーリーが意外と良くて、ちょっとハチャメチャで意外な展開がありつつも、最後には話がきちんと収まりきります。ヴァン・ダムも往年のキャラを逆手に取ったようなおかしさがあり、変に力むこともなく、意外と控えめで真面目にコメディを演じるので余計面白いです。