日本の登山ブームはまだ続く
40代から「何か新しい趣味を始めてよう」と思う男性へお勧めしたいのが「登山」です。日本では登山ブームの真っただ中ですが、元々は宗教儀礼の一環であったり、戦争のための軍事教練だったりと、何かしらの目的があって行われていました。時を経て、山に登ることそのものを目的とした趣味の登山、レジャー登山が広まりました。しかし昔から登山をする人はいたはずですが、何故ここまで日本は登山ブームが巻き起こったのでしょうか。最近ではあまり聞かなくなった「山ガール」なども、登山ブームの象徴といえます。では、登山の魅力とは何でしょうか。厳密には、山頂を目指す「登山」、山歩きを楽しむ「トレッキング」と分けられますが、ここでは便宜上、総称して登山とします。
登山はお金がかからない
登山が人気な理由の一つは、ゴルフやマリンスポーツの様にお金がかからないという点です。ここ最近は不景気の影響もあってか、「お金がかからない老後の趣味」として、高齢者までもが登山をするようになりました。
ただし、登山靴やマウンテンパーカーなど、最低限の装備は必要となるため、出費が0とは言えませんが、パターやクラブを買わなければならないゴルフや、ボードやラッシュガードを必要とするサーフィンなどと違い、本来は身ひとつで始められるのが登山のメリットでしょう。「スニーカーしか持っていないから標高400m以下の山から始める」という具合に、所有する装備に合った山を登れば本当にお金がかかりません。
足腰を鍛えられるというメリット
登山をすることによって身体へもたらす効果としては、足腰が鍛えられるというメリットがあります。年齢とともに下半身の筋力はどんどん衰えていきますが、足腰を鍛えるためにジムへ通うとなるとお金もかかります。高齢者の間で登山が人気なのは、足腰の筋力を維持する目的もあるのでしょう。サラリーマンが普段から通勤時に駅やビルの階段を昇り降りすることは苦痛ですが、登山は自然を楽しみながら足腰を鍛えられます。
出会いの場にもなる
山ガールブームの影響で、登山に出会いを求めるのは不謹慎なイメージもありますが、山での出会いは決して男女の出会いだけではありません。山頂でほかの登山者と仲良くなるということはよくある話です。同じ趣味をもつ人同士、親近感が生まれるのでしょう。こうした「人との出会い」も登山の魅力の一つです。