AGAをカミングアウトした勇気ある著名人
タモリや小倉智明など、カツラ疑惑の著名人というのは、昭和の昔から存在しています。ほとんどが50代以降の年輩者のイメージですから、第三者からすると、もう別に隠さなくてもいいような気もします。
AGAの著名人は、だいたい20代から40代、どちらかというと「え、まだ早いんじゃないの?」と思わせる年齢層です。それなりの年輩者に比べて、実年齢が若いほど、かえって頭髪の状態が目立ってしまいます。
あえてAGAをカミングアウトした勇気ある著名人をふたりピックアップしてみました。ああ、やっぱり、と思い当たる人たちです。
内服薬で治療したナイナイ岡村さん
めざましい効果を見せたのが、ナインティナインの岡村隆史さんです。ラジオ番組でAGAクリニックに通っているとカミングアウトした岡村さんの潔さは、人知れず薄毛に悩む男性たちに大きな勇気を与えました。
投薬治療の場合、内服薬のプロペシアと外用薬ミノキシジルを併用するのが定番なのですが「べたべたして気持ち悪い」という理由から、岡村さんは内服薬オンリーでした。
ただ、プロペシアのみで発毛させるのは、理論上あり得ません。通院したクリニック名や主治医は伏せられていますが、おそらく外用薬のミノキシジルも内服できるように、独自に調合した可能性が考えられます。
HARG療法をしたギャオス内藤さん
HARG療法という進歩的なAGA治療をしたのは、ヤクルトスワローズで活躍していた内藤尚行選手です。内藤選手は、現在ギャオス内藤という名前で野球解説やタレント活動をしています。
ギャオス内藤さんが行ったのはHARG療法は、幹細胞由来の成長因子を、レーザーや注射によって直接頭皮に注入するという比較的新しい治療方法です。HARG療法は、休眠状態になっている発毛サイクルを正常に戻す効果があります。
正常に戻った頭皮の発毛サイクルがそのまま継続すれば、髪は自ら生え続けます。投薬治療が一生続くのに比べ、まさにAGAの根本治療といえます。唯一の難点は、対応しているクリニックが少ないこと、費用が高いことです。
AGA治療の困った点
AGA治療に使われる薬は、ドラッグストアにもメンズサロンにも売っていません。処方してくれるのは医療機関のみです。それなら健康保険が適用されても良さそうなものですが、あくまでも全額自己負担、自由診療です。病院によって、かかる費用が定まっていないということですから、病院選びはかなり慎重にならざる負えないのが現状です。