嫁姑問題で離婚する夫婦は多い

昔から、嫁と姑というのはどうしても仲違いしてしまうもの。2人の関係が悪くなるだけならまだしも、それが理由で離婚に発展するケースも多々あります。「うちに限ってそんなことはない」と思っていても、実は奥さんは少しずつ不満をためているかもしれません。最悪のケースにならないように、同居をするときは3つのポイントに気をつけましょう。
円満に同居するための3つのポイント

居住空間を分ける
一軒にあなたの家族とあなたの親が住むよりも、完全に二世帯に分けた方がトラブルは起きにくいのです。どんなに仲のいい友達でも、ルームシェアをしたら大喧嘩になってしまったなんていう話は、よくありますよね。それが特に友達関係でもない嫁と姑であれば、よけいに仲違いしやすくなってしまうもの。現在は円満な関係でも、毎日長い時間顔を合わせていたら徐々に不仲になりがちです。
ですから、一番いいのは完全に二家族が別になっている二世帯住宅に暮らすことです。もし、資金や土地などの関係でそれが難しければ、水周りだけでも分けた方が賢明です。ある程度のことは我慢できても、お風呂やトイレ、キッチンを共有することだけは我慢できない女性は、意外にも多いのです。
ルールを守る
二世帯が同居するときは、必ずある程度のルールを作る必要があります。それまでライフスタイルや生活リズムが違ったもの同士がルールなしで同居すると、お互いに対してイライラしてしまうもの。ですからあらかじめ、「原則として、こうする」「こういうことが起きた場合は、こうする」というように、全員が納得の上で決めておきましょう。
ただしこの時、あなたの奥様かお母さまが「本当はこうしたいけど、我慢しよう」という気持ちになっていると、後々必ずトラブルの原因になります。2人とも、本音を言えるのはあなただけなのですから、そうした気持ちがないか丁寧に聞いてあげてください。また、子供が生まれたりご両親の介護が必要になったりしたときは、柔軟にルールを変える必要があります。
「うちの母親に限って」と思わない
すごく気の合う女友達と付き合ってみたら、全く上手くいかなかった。プライベートでは人気のある友達が、職場の人間関係では上手くいっていない。そんな話は、ごまんとあります。人間は複雑生き物ですから、関係性が変われば見え方も変わります。あなたのお母さんは、「母親」としては完璧で、すごく優しい人かもしれません。しかし「姑」としてどんな人になるかは、未知数です。そこを理解できず、奥様が「お義母さんにこんな事を言われた」と主張しても「気にしすぎ」「そんな強い意味で言ったのではない」と受け流してしまう男性が多いのです。
ただ、奥様はあなたが取り合ってくれなければ、ひたすら我慢するか、直接お義母さんと対決するかしか道は残っていません。そしてこれは、多くの場合離婚につながります。もしも奥様が何か相談してきたら、その話をすぐに信じられなくてもまずはきちんと聞いてあげてください。
円満な同居生活を

嫁姑問題は、どんな家庭でも可能性があるもの。とくに同居となるとその確率は上がります。ただし、夫であるあなたさえしっかりしていれば、現状維持のまま夫婦仲を継続させることはできるでしょう。3つのポイントを抑えて、2世帯仲良く暮らしましょう。